小さなエクソシスト第一章 (ページ21)

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20話ページ21

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アレンと別れた後アリビアは自分の部屋に戻りベッドに腰かけ、そっと目を伏せた

アリビア「うん、焦りの感情は消えてる。あのロボットは何とかなったみたいだねー」

目を開けると、そのまま体をシーツに沈める

アリビア「アレンの歓迎会かー。ユウは行かないだろうし私はどうしようかなぁ。どうせ、すぐに任務だし・・・」

そう言ってアリビアは静かに目を閉じた。

数時間後、アレンは自分の歓迎会が終わり、自室に戻る廊下を歩いていた

アレン「(今日は楽しかった・・・おかえりなんて言われたのはいつぶりだろう・・・)・・・・あれ？」

アレンは自室のドアノブに袋が引っかかっているのが見えた。それを手に取り中身をみると

アレン「・・・・キャンディ？それに・・・・」

中にはいくつかの飴玉となにか紙のようなものが入っていた

『Facciamo del nostro meglio.Bentornato! Avi.』

アレン「アヴィ？・・・・これは、イタリア語かな」

リナリー「アレンくん？どうしたの、部屋の前で」

そこに部屋へ戻るリナリーが通りかかる

アレン「あっリナリー。ドアノブにこれがかかっていたんです。アヴィがくれたみたいなんですけど、イタリア語で書いてあるので読めなくて」

リナリーはアレンが持つ紙を受け取り、文字に目を通す

リナリー「あぁ！これはね、『私たちは最善を尽くしましょう』って意味なの！そして最後の一言は『おかえりなさい』って意味ね！アヴィがよく使ってる言葉だからわかるわ！」

アレン「そうなんですね・・・お礼を言わなきゃ。リナリー、アヴィの部屋ってどこにありますか？」

リナリー「アヴィなら、少し前に神田と任務に行ったわ。あの二人休んでないのに大丈夫かしら・・・」

アレン「そうですか・・・じゃあ、お礼はまた会った時になりますね。」

そう言ってアレンは手の中にあったキャンディを一つつまみ口に入れた。

それから数日後、アレンとリナリーは巻き戻しの街へ任務へと向かいノアの一族、ロードと出会った

アリビア「リナリーとアレンがノアの一族に接触したー？」

ある町の飲食店、アリビアと神田は向かい合わせに座り。先ほど来た報告について話していた。

アリビア「ノアの一族ってあれだよね？伯爵の・・・」

神田「ああ、そうだ」

アリビア「二人は大丈夫だったの？」

アリビアはテーブルの上に置かれたジュースに口をつけながら神田に問いかける