小さなエクソシスト第一章 (ページ19)

今日:3 hit、昨日:15 hit、合計:61,794 hit

18話ページ19

・

・

任務が終わり教団内部

神田「・・・ちっ！」

アリビア「またはずれかー！残念。」

アレンと別れたあとの任務は見事に何もないただの噂だった

廊下を歩いているとガチャンッという大きな音が聞こえた

アリビア「また化学班かなー？」

すると同じく音が聞こえたのかアレンが部屋から出てくる

アレン「神田、アヴィ。今の音なんですか？」

神田は立ち止まるが

神田「知るか。俺に話しかけるんじゃねぇ、モヤシ。」

アレン「でも事故とかだったら・・・」

神田「・・・・朝っぱらからうるさい奴らだ」

そう言ってまた歩きだした

するとアレンの後ろからリナリーが

リナリー「きっと任務が不発だったのね。それで不機嫌なんだわ。」

アレン「なるほど・・・」

アリビア「そうなんだよねー。行ったはいいけど結局何もなかったし！」

リナリー「おかえりなさい、アヴィ！」

アリビア「ただいま！リナリー！」

アリビアはリナリーに抱き付き、リナリーはアリビアの頭を撫でる

アレン「ところで、さっきのすさまじい音はいったい・・・？」

アレンは下をのぞき込む

リナリー「化学班がなにかの実験をしてるのよ。ごめんね、兄さんたち騒がしくて」

アリビア「コムイたちがうるさいなんていつものことだけどねー」

アレン「そうなんですか・・・そうだ！僕も食堂行こう！」

そう言って歩き出そうとするアレンだが

リナリー「ダメよ！！食堂はダメ！！」

リナリーが勢いよく止める

アレン「え？」

アリビア「リナリー？？」

アレンとアリビアは不思議そうに首をかしげる

リナリー「あっ！その今お掃除中だからジェリーの邪魔しちゃいけないと思って！」

アレン「じゃあ、お手伝いしてきます。」

再び食堂に向かおうとするが

リナリー「ダメ！お願いだから！」

リナリーの持っていたお盆で道をふさがれた

リナリー「それよりコーヒー届けに行かない？兄さんたちに！」

アレン「そうですね・・・」

アリビア「(・・・・・・あぁ。そういうことかー。だからアレンを)」

おそらく今食堂ではアレンの歓迎会の準備が行われているのだろう

リナリー「アヴィは、どうするの？」

アリビア「うーん。疲れたから、とりあえずお風呂にでも行こうかな！」

リナリー「そう。じゃあゆっくり休んでね！」

アリビア「うん！じゃあねー」

そう言ってアリビアは二人と別れた