小さなエクソシスト第一章 (ページ11)

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10話ページ11

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アリビア「ここ、さっきアレンが戦ってたところと真逆だよ？」

その言葉に驚愕する

アレン「えっ！？そうなんですか！？」

アリビア「さっきのところに戻ろうとしたら、焦りの感情がここから感じれたからこっちに来たけど。もしかして、迷ってたの？」

アレン「恥ずかしながら・・・・」

そう言ってアレンは自分の頭に手をのせた

アリビア「じゃあ、ユウの所に行こう。人形も一緒にいる」

アレン「はい、お願いします！」

先ほどの場所へ戻るため建物の間を走っている二人、ふとアレンが疑問を口にした

アレン「そういえばアヴィ、ここに来る途中もそうでしたけど感情を感じているって？」

アリビア「・・・・あぁ、それね。私は、生まれた時から人の感情を読み取れる能力を持っているの。」

アリビアはアレンに微笑みながら質問に答えた

アリビア「私が生まれた家の人間はこの能力を持っていて、アクマの感情も少しなら感じることができるの。アレンの左目と似てるでしょ?」

アレン「確かにそうですね。あの・・・アヴィの家って？」

その質問にアリビアは顔をしかめた

アリビア「・・・・・内緒！」

が、すぐに笑顔に戻った。アレンはそれ以上質問することをやめることにした

アリビア「・・・・・・これは!?」

アレン「ど、どうしたんですか？」

アリビア「この感情は・・・。ユウ！？アクマに見つかったの！？」

アリビアは建物の向こう側にいる神田たちの方を見る・・・・・

神田「災厄招来！界蟲一幻！！」

姿が左右逆のアレンに向かって攻撃が放たれる

神田「無に還れ！」

攻撃が届きそうな所で壁を突き破り本物のアレンが攻撃を防いだ

神田「！！！」

アレン？「ウォ・・・ウォーカー殿・・・」

偽物のアレンが崩れ落ちそうになるのをアレンは受け止める

アレン「キミは・・・？」

神田「どういうつもりだテメェ・・！なんでアクマを庇いやがった！！」

アレン「僕にはアクマを見分けられる目があるんです。この人はアクマじゃない！」

神田「何を言ってやがる！！」

アリビア「待って、ユウ！！」

アレンがイノセンスで破壊した壁のかげからアリビアが出てきた

神田「アヴィ！？」

アリビア「アレンの言ってることは本当だよ！この人からアクマの感情は感じられない！」