腐女子の妹でいて何が悪い。２【stxxx】【青】

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［ころんside］

【あれから一年後…】

さ「でさ〜莉犬が〜…」

こ「あははw 何それw」

いつしかAの居ない日常が
当たり前のようになっていた

別れた最初の方はショックで毎日投稿も
辞めようかと考えた位だったけど
メンバー皆が支えてくれて今までやってきた
毎日投稿を続けることにした

僕はいつもみたいに
スタジオで皆と実写動画を撮影して
家で実況を撮って…

そんな事を毎日繰り返している

あれから一年が経った今、
僕は色んな事に挑戦するようになった気がする

さ「ころん、」

こ「え、なに？」

さ「あそこに居るのってリスナー…か？」

僕の家の前まで来ると
一人の女性が玄関前に体育座りしている

しかも寝てるし

僕はそっと近づくと肩を優しく揺らす

こ「起きてください、此処寒いです…え？！」

自分家の玄関前で寝られていると
入れないからちょっと面倒くさいと思いながら
女性の顔を覗いてみると…

ｷﾞｭ


『ころちゃん、会いたかった。
ずっと待たせちゃってごめんね』ﾆｺｯ


さ・こ「？！」

座っていた女性は
僕の大事な家族の一人、Aだった

『さとみくんも。此処までありがとう』

こ「さとみくん…僕…幻覚見てるのかな…」

さ「いや…ころんが見てるなら俺も見てる…」

『ずっと会いたかったよ。ずっと。ずっ〜と』

僕の足元に水滴が滴る

さとみくんの足元にも
小さな水溜りが出来ている

これは現実なんだ

やっと…やっと僕は

こ「Aに会えたんだあ…」ｸﾞｽｯ

泣き崩れた僕に目線を合わせるかのように
Aはしゃがみ込んでくれる

『やっと皆に会えた』ﾆｺｯ

さ「帰ってくんの遅すぎだろお…」ｸﾞｽｯ

さとみくんも我慢出来なくなったのか
僕と同じように泣き崩れる

『さとみくんまで…w ありがとう』

ｷﾞｭ

こ「ずっとずっと離さないからね」

『私も離して欲しくないかな。
むしろ、ずっと皆の側に居たいから』ﾆｺｯ

悪戯っ子みたいに笑うA

こ「しょうがないなあ…
　僕が願いを叶えてあげるからね」ﾆｺｯ

僕は何一つ残さず人生の最後まで
Aの願いを叶えたい

『じゃあ一つだけ叶えてほしい夢があるの』

こ「いいよ、」

『私ともう一度結婚して欲しい…な』

こ「僕から言うつもりだったのに」ﾆｺｯ

答えは勿論決まってる

こ「僕も大好きだよ。だから、








　結婚してください。僕だけのお姫様」

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