腐女子の妹でいて何が悪い。２【stxxx】【青】

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［Aside］

まふまふさんこと、
哀川さんと別れて私は家へ帰る事にした

ころちゃんから「撮影終わったよ！何処にいる？」
とLINEが来ていた事に気づいていなかった

私は苺宮駅にいると伝えた
するとすぐに既読がついて…

こ【嘘つき。病院でしょ。今から行くから】

どうやらころちゃんに病院に
行った事がバレていたらしい

理由は分からん。

とりあえず待っておくか…

【5分後】

こ「居た」

『ころちゃん！』

こ「帰るよ」

ころちゃんは私の手を引き、
足早に家の方向へ歩き出した

…怒ってる？

何も話さない…というか、雰囲気が
あまりにも重くて話せなかったと言った方が
正しいのだろう

【家に到着】

こ「座って」

『う、うん』

ころちゃんは家に帰るなり
私をローテーブルの近くに座らせた

こ「何で黙ってたの！」ｸﾞｽｯ

私を真剣な眼差しで見ているけど
その目からは大粒の涙がボロボロと出ている

『言おうと思ってた。というか、言うつもりだった。
ごめんね、ころちゃん…』

こ「僕は謝ってほしい訳じゃない！
　ただ、黙ってた事に対して怒ってるの！
　僕はそんなに頼れないのかな…」ｸﾞｽｯ

頼れない訳じゃない

私は今も十分ころちゃんを頼っている

だからこそ言えない

私がころちゃんの活動を妨げてしまうから

こ「僕はAと一緒に幸せを歩みたいから
　頼ってほしいのに、これじゃあ…これじゃあ…」

泣き崩れるころちゃん

『私もころちゃんと幸せを歩みたい。けど…』

はっと顔を上げる

こ「僕の活動を妨げてるとでも思ってるの？
　思ってるなら言うよ。Aが
　幸せになるんだったら僕は活動をやめるよ」

『どうして…』

こ「どうして此処まで僕が尽くすと思う？」

『分かんない…分かんないよ』

こ「じゃあ教えてあげるね。
　僕がAに尽くす理由は、









　世界に1人しか居ない大切な人だからだよ。



　僕と結婚してください。僕だけのシャングリラ」

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