mfsr 〔雨宿り〕 ページ10
久しぶりに外に出た帰り道。
段々と雲行きが怪しくなっていきついにポツポツと雨が降ってきた。あー、ついてないなぁ……
天気予報を見た限りでは降水確率30％だったから雨は降らないだろうと思って傘を持ってこなかった。
そばにあるお店の雨よけみたいなところに駆け込む。
さっきまで軽かった雨はいつしかザーザーと土砂降りになっていた。
「うー、しばらく待つかぁ……」
降りしきる雨を眺めながらシャッターにもたれ掛かる。
止む気配は全くなくて風邪引くことを承知に走り出そうかと考える。
ここにいても寒いだけだし帰ってすぐに着替えて暖まれば平気か……
少ししか入っていない買い物袋を抱き抱えてパーカーのフードを被る。
ぎゅっと唇を噛み締めて雨よけから一歩踏み出す。
「っそらるさん！」
その動きはまふまふによって遮られた。
「よかったぁ……」
腕を掴まれて引き寄せられる。
まふまふは傘を閉じて雨よけに俺を引く。
雨よけの中に再び戻ることになった。
まふまふの表情を見ると焦りが浮かんでいた。
「全く……ぜーったいに濡れて帰るとか思ったでしょ？！」
「なんでわかるの……」
「分かりますよ？ ったくもー、風邪ひいたらどうするんですか？」
「まふまふが看病してくれるんでしょ？」
そう言えばはぁ、とため息をついた。
「看病しますけどねぇ……」
「でしょ？」
「はぁ……帰りますよ？」
呆れたようにそう言って微笑んだ。
「……傘は？」
「……え？……あっ、1つしかない……」
まふまふの手元には閉じられた傘がひとつ。
「急いでて忘れましたぁ〜……あはは」
「バカ……」
「まーいっか！ ほら！ 帰りましょ！」
再び腕を引いて傘の中に入れる。
あっ、これ相合傘だ……
「ふふっ」
「なに笑ってんの。……あ、雨やんだ」
さっきまでバケツをひっくり返したかのように降っていた雨が突如収まった。どうした。
「あーっ、そらるさん！ 見て、虹がある！」
テンションの上がったまふまふの声が聞こえその方向を見る。
「ほんとだ……」
何色もの綺麗な虹が2つ、雨上がりの空に輝いていた。
「きれー……」
「ね〜めっちゃ綺麗」
下に目を向けたら水たまりにうつったキラキラとした虹が見えた。
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実 - Evepkがみたいです。無理言ってごめんなさい。 (2021年8月1日 2時) (
レス) id: deb8d1474d (このIDを非表示/違反報告)
ももち - リクです、、、zmpkが見たいです、、無理だったらすみません！ (2020年4月16日 8時) (レス) id: 8152db49b0 (このIDを非表示/違反報告)
しゃい - はい！リクエストです！！鬱先生（兄）がお風呂上がりの時ちょうどグルッペン（弟）が来てグルッペンが鬱先生にDキスをする (2019年2月27日 22時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - パイナップルさん» リクエストありがとうございます！了解しました〜！ (2019年1月31日 15時) (レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
パイナップル - リクエストでzmpi(ゾムぴく)って書けますか？… (2019年1月31日 14時) (レス) id: 0ded293b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪沙 x他1人 | 作成日時：2018年12月2日 18時
