【ワンピース】短編集 (ページ6)

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ロビンと甘噛みページ6

※百合です

『ロビン…起きてる？』

「A？どうしたのこんな夜更けに」

『眠れないの…』

「そう、ならいらっしゃい一緒に眠りましょ？」

『ロビンもまだ起きてたの？』

「少しね、でももう寝るところだったから」

窓際に置かれた机で本を読んでいた彼女
勉強熱心な考古学者さん

2人でベットに腰かけ
彼女によしよしと頬や髪を撫でられる

『ね、ロビンの指カプってして…いい？』

私は愛おしいものを見るとつい甘噛みしたくなってしまう
痛くないようにそっと、そっと、

「えぇ、かまわないわよ」

『…はむっ』

「どうしてAは甘噛みするの？」

『えっなんか、愛おしくなって…心がキューってなって、つい…』

「それ、私だけにしかしてないわよね？」

そんなこと聞かれるなんて思ってもみなかった
慌てて私は"もちろん"と答えた

「他の人にやっちゃだめよ？約束…ね？」

『う、うん…分かった…』

ロビンは甘噛み嫌だったかな
変な子だと思われちゃったかな

グルグルと嫌な思考が頭を駆け巡る

『嫌じゃないわ、むしろ可愛いって思ってる』

「えっ」

顔に出てたのか
心を見透かされてびっくりしてしまった

『可愛いA、私が食べちゃいたいくらい』

「えっなっ食べ…食べちゃい、たい？」

『えぇ、手…貸して』

そう言うと彼女は私がしたよりも
もっともっと色っぽく…

私の指をカプっと甘噛み
そしてペロッと舐められた

『ななな…！！！///』

「えっちでしょ、甘噛みって…だから他の人にはだめ」

『わ、私そんなつもりじゃ//』

「分かってる、でも私みたいに勘違いさせちゃいけないでしょ？」

彼女はそう言うと私の顎に手を添えて
唇をさらっていった…

「ね、こんな簡単に奪えちゃう」

『かっ勘違いだなんて！私ロビンの事好きだよ？綺麗で優しくて…セクシーな…あぁ、だめだまた好きが溢れちゃう…』

「…Aほんと可愛い、私も好きよずっと、好きだった」

『私もずっと、ずっとロビンのこと…』

私がそういい切る前にまた唇をさらってゆく
次はもっと大人なキス…

眠れない夜が眠りたくない夜に変わった瞬間
深く深く夜は更けていく