冬恋《橙/紫/∞》 (ページ16)

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丸山side

｢信ちゃんその子どうしたん？｣

僕は思ったことをそのまま言う

章ちゃんが僕と信ちゃんを交互に見て
うんうん頷いてる

同じこと思ってたんね
章ちゃん分かりやすい可愛い♡←

村｢さっき会ってん！

この子駅前で路上ライブしててな

俺らん曲歌ってたんや！｣

大｢へえ！そうなんや！｣

錦｢えっ、めっちゃ聞きたい！｣

横｢でもさ何で連れてきたん？大丈夫？｣

村｢大丈夫大丈夫ー！ほれっ｣ﾎﾟﾝｯ

？｢わわっ｣

信ちゃんに背中を押されて
横にいた女の子が一歩前に出てきた

そして、
恥ずかしそうに口を開く

？｢は、はじめまして…山木Aです

さっきヒナが言ってたけど路上ライブしてます

今日はいきなり来てすみません……｣

自己紹介するその子の声は
僕の心に響き渡った

なんやろう、この感じ___________

安｢Aちゃん！可愛ええなあ！｣

渋｢ヒナが連れてくるだけあるな｣

大｢声も可愛い～俺好き～～♪｣ﾆｺ

村｢大倉ぁ！デレデレすな！！｣ﾍﾞｼｯ

大｢痛ぁぁ、村上くん酷い…(泣)｣

みんなの会話が頭に入ってこなくて
全然喋れへん

僕はみんなをぼーっと見つめてた

横｢……まる？…………まーる？？｣

｢…ん、あ、裕ちん？なに？｣

横｢お前ずっとぼけっとしとるで？｣

｢んああ、ごめーん！(笑)｣

裕ちんに心配されてもうたわ(笑)

気を取り直そうと
僕は勢いよく前を向く

と…

A｢丸山くん？｣ﾋｮｺｯ

｢うわあああああああ！！！｣///

心配したのか僕の顔を覗きこもうとした
Aちゃんが目の前に…………

A｢わわっ、ごめんなさい！！｣

｢いやっ、大丈夫！ごめんね！｣

A｢…顔赤いです、熱ですか？｣

｢へ！？だだだ大丈夫やで！！！｣///

A｢それならよかったです｣ﾆｺ

｢/////｣

どうしたんやろう

この子のこと考えると
顔がむっちゃ熱くなる……

今の僕に分かったのは、
裕ちんが隣でずっと
ニヤニヤしてることだけやった

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