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丸山side
まるちゃんと僕達を
看護師さんが別部屋に案内してくれた。
“まるちゃんとの最後の時間、
ここでゆっくり過ごしてね”って。
そしたら看護師さんに僕だけ廊下に呼ばれて…
看護師「…こんな時にごめんなさいね。
受診の手続きのために、
書いてもらわないといけない書類があって…
彼女、無理そうだから…」
丸「あ……そうですよね。
人間の病院にも問診票とかありますもんね。」
看護師「代わりに記入お願いできますか？」
丸「はい……あ…」
看護師さんから受け取った問診票。
そこには飼い主さんの名前を始め、
住所や電話番号、
まるちゃんの年齢や予防接種の経歴…
僕には一切分からんことばかりやった。
丸「…すいません。
僕、彼女とはさっき出会ったばっかりで
名前も何も知らへんくて……(汗」
看護師「え？！てっきり彼氏さんかと…」
丸「そ、そんなっ……ちゃうんです…っ…
車運転してたら、
彼女が道路に飛び出してきて…っ…
慌てて止まって、車から降りたら…
そしたら…もうまるちゃんが
僕よりも前に通った車にはねられた後で…っ
ほんで…とにかく早く病院行かなって思って
ここに駆け込んだ次第です……」
看護師「そしたら…あなたと彼女は
赤の他人ってこと…？」
丸「まぁ…そうなりますね…」
看護師「すごい……
たまたま通りがかっただけなのに、
ここまでしてあげるって…
なかなかできないと思いますよ。
お優しいんですね。」
丸「いや、そんなっ…
当然の様に彼女の隣で
先生の話とか聞いてもうたけど、
僕ここにいていいんかなって思いました…」
看護師「…あなたがいなかったらあの子、
もっと取り乱してたと思いますよ。
…きっと、これからもっと悲しい気持ちが
彼女を襲うと思います。
まるちゃんが亡くなる瞬間も、
亡くなってお家に帰ってからも、その後も。
ワンちゃんを失うって、
飼い主さんにはとても辛い出来事ですから。
だから…もしあなたが良ければ、
これからも彼女のこと支えてあげてね。」
丸「…はい。もちろんです。」
…彼女のこと、放っておける訳ない。
まるちゃんと、同じ名前を持つ僕が
たまたまあの道を通ったこと…
とても偶然やとは思えへん。
まるちゃんが呼んでくれたのかとさえ思う。
やから…まるちゃんの代わりになれるなんて
思ってはいないけど、
少しでも彼女の心の支えになれたら…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
