○45 ページ45
丸山side
何するんやろう…そう思いながら見てたら、
「…どっちがいい？」
白ポメちゃんの前に服を2枚置いて。
Tシャツと…カーディガンか何かかな。
そしたら白ポメちゃんは
くんくん匂いをかいで
Tシャツを口にくわえて
ケージの中に引きずって行った。
丸「なんで……」
「…まるが、そうだったんです。
私のパーカーを寝床にしてて…
だから、もしかしてと思って。」
ケージの中にAちゃんのTシャツを敷いて
満足そうにその上に丸まる白ポメちゃん。
「本当に、まるの生まれ変わりかもですね…。」
丸「うん…」
Aちゃんとまるちゃんと一緒に暮らせたら
どんなに楽しいやろうって思ってた。
この子となら…叶えられるかもしれへん。
丸「…けど、Aつけてあげへんとね。
まるちゃんて呼ぶわけにはいかへんし。」
あくまでもまるちゃんは、まるちゃんやから。
「そうですね……どうしよう……」
丸「……シカク。」
「へ？」
丸「マルの次はシカクやろ。
サンカクでもええで？(笑)」
「……ぶさけないでください。」
丸「…すいません…(笑)」
結構真面目に考えたつもりやったんやけど…
怒られてもーた。
丸「………エン、は？」
「えん？」
丸「丸を別の言い方したら円、やろ。
それに…俺らが出会ったのは
まるちゃんが結んでくれた縁やから。」
「エン、か……いいかも！」
“わんっ！”
「ふふ、名前気に入った？」
白ポメちゃん、改めエンちゃんが
トコトコと僕の足元に来て。
ヒョイッと抱き上げて顔の前に持ってくれば
鼻の頭をペロペロと舐められた。
「…名前つけてくれてありがとう
って言ってます(笑)」
丸「……なぁ、Aちゃん。」
「…何ですか？」
丸「……結婚、しよっか。」
「はい………え？！」
もちろん、ずっと考えてはいたこと。
せやけど、いつ、どのタイミングで言うとか…
具体的なことまでは決めてなくて。
何でか分からんけど…
エンちゃん見てたら自然に言葉が出た。
丸「…僕と結婚してください。」
エンちゃんをAちゃんに差し出す。
…綺麗な夜景とか、オシャレなディナーとか
そんなんはないけど。
…指輪も、まだやけど。
「………はい//」
…これが、僕ららしくてええんちゃうかな。
僕の手からAちゃんに渡ったエンちゃんは
嬉しそうに笑っているように見えた。
fin.
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
