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丸山side
「色は違うけど、まるみたい…」
Aちゃんがポツンと呟く。
丸「……この子、ください。」
「えっ…」
丸「…ほんまにAちゃんのこと
待ってたんやと思うよ。」
「で、でもっ…
丸山さんが飼いたい犬種とかっ…」
丸「…僕、この子がええ。」
Aちゃんの腕の中のポメちゃんを撫でると、
僕の手もペロペロと舐めてくれる。
…めちゃくちゃ可愛え。
「…っ、…今日買うつもりはなかったんじゃ…」
丸「やってさ…こんなん、もう運命やんか。
この子、別な人に買われてもええん？」
「っ、…やだ……」ｷﾞｭｯ
“くぅーん…”
白ポメちゃんはAちゃんを見つめ
甘えた声を出す。
“お家に連れて帰ってよ…”って…
そう言ってるみたいに。
丸「ケージとかさ、
まるちゃんが使ってたやつ残ってるやんな。」
「は、はい…」
丸「足りないもんはこれから買えばええし
今日連れて帰っても問題ないやろ？」
「それは、そうですけど…
本当に、飼っていいんですか…？」
丸「もちろんやん(笑)」
「〜っ…ありがとうございます…！」
丸「すいません、この子ください。」
◇「かしこまりました。
こんな即決する人初めてです(笑)」
犬を飼う、って結構大きなことやから。
ほとんどの人が慎重に吟味して、
どの子を迎え入れるか悩むんやろう。
でも…僕らにはこの子しかいない。
必要な説明を受けて手続きをして、
一度お家に帰って必要なものを確認して、
まるちゃんが使ってたであろう
ペット用キャリーを持ってまたお店に戻って…
·
·
「本当に、連れて帰ってきちゃった…」
白ポメちゃんと一緒に
お家に帰って来たのは暗くなってからやった。
「…今日からここが君のお家だよ？」
ペット用キャリーから出してあげると
白ポメちゃんはまるで懐かしむかのように
尻尾を振りながらリビングの中をうろうろ。
くんくん匂いをかいでは
嬉しそうに走り回ってる。
ほんである程度探索を終えたら
Aちゃんの足元に戻って来た。
「…初めて来た場所じゃないみたいだね(撫」
警戒する様子は全く無いし、
落ち着きすぎなくらい落ち着いてる。
せやけど、ケージに入るのは何故か嫌がって…
「……もしかして。」
そう呟いたAちゃんは
自分の部屋に走って行って、
手に服を2枚持って戻って来た。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
