○31 ページ31
丸山side
Aちゃんに別れを告げられてから
2週間が経った。
あの日から何度かLINEや電話をしてみたけど、
ブロックされてるのか既読は付かへんし
もちろん電話にも出てくれへん。
一度だけ…わずかな願いを込めて
玄関のドアノブに届け物をしてみたけど、
数日後見に行ったら
それはそのまま放置されていて…
あぁ、もうほんまに
俺との関わりを絶つ気なんやなって…。
丸「…どないすんねん、これ…っ…」
あの日…Aちゃんとお出かけした日、
一緒に見ていたマフラー。
試しにAちゃんの首に巻いたものが
すごく似合ってたから…
実は帰り際にプレゼントしよ思うて
こっそり買うててんけど…
まさか、あんなこと言われるなんて
思ってもみなかったから…
渡しそびれて、ずっと俺の部屋ある。
あの日のAちゃんは
ほんまに、すごく楽しそうやった。
元々、俺がAちゃんと関わってた理由は
元気になってほしくて…
まるちゃんを失った悲しみから
少しでも早く立ち直ってほしくて…
やから、おそらく、
その目的は達成されたことになるんやろう。
もうこれ以上関わる理由はない…はずなんやけど。
丸「っ…、俺の気持ちは無視やんか…っ」
別れを告げられてからも
頭の中はAちゃんでいっぱいで。
…元気にしてるかな。
…ちゃんとご飯食べてるやろか。
…また一人で、暗い部屋で過ごしてるんかな。
…泣いてへんやろか。
……会いたいな。
俺が、Aちゃんと関わってたのは
もちろん心配もあったけど…
俺がそうしたくて、Aちゃんに会いたくて、
Aちゃんに笑ってほしくて…
……好き、やから。
このままで、終わらせたくない。
でも無理矢理会いに行ったって
きっと拒絶されるだけやし…
解決策が見つからないまま、
時間ばかり過ぎていく。
＿そんな日々が続いたある日のことやった。
ﾌﾞﾁｯ ｶﾗﾝｯ
丸「……え…？」
毎日欠かさず首元につけていた、
まるちゃんの遺骨が入ったネックレス。
夜ももう遅い時間。
突然、チェーンが千切れて床に落ちた。
丸「…っ、…Aちゃん…っ！！」ﾀﾞｯ
何故かすぐに
Aちゃんに何かあったんや…って分かった。
それをまるちゃんが教えてくれたんや、って。
床に落ちたネックレスを拾って
ポケットに突っ込むと、
そのまま部屋を飛び出して
Aちゃんの家に車を走らせた。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
