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あなたside
映画までまだ時間があるし、
お昼にはまだ少し早いってことで
ショッピングモール内をぶらぶら。
まるが亡くなってから、
買い物に出ることもなかったから…
こういうところに来るのも
本当にすごく久しぶり。
可愛い服や雑貨を見て“可愛い”って思うのも
すごく久しぶりの感情だった。
「……丸山さん、
マフラー欲しいんですか…？」
さっきから色んなお店に入っては
マフラーを試してる。
丸「…うん、寒くなってきたし
新しいの欲しいなぁって思って。」
「……これ、似合いそう…」
丸「あ、これ僕もええなぁって
思ってたんよね〜」
グルグルと首に巻いて“どうっ？”って…
…何を身につけても似合うなぁ、本当。
「……素敵です。似合ってます。」
丸「ほんま？ほなこれにしようかな…。
…Aちゃんならこっちの色やな！」
同じのの色違いを手に取って
私の首にグルグルし始める丸山さん。
「わっ…//」
恥ずかしくて…顔が赤くなるのが分かる。
丸「…うん、可愛い^^」
「っ、…ありがとう、ございます…//
あ、あのっ…そのマフラー、
私にプレゼントさせてください…！」
丸「え？」
「上着……ダメにしちゃったから……
本当は上着を、って思ってたんですけど…っ」
あの日…まるを助けてくれたとき。
まるの血で汚れちゃった上着は
洗濯したけど綺麗にならなかったから…
丸「…そんな、気にせんでええのにっ」
「…何か、お礼をさせていただかないと
私の気が済まないんですっ…
だから…お願いします…っ…」
このままじゃきっと
ご飯代も払わせてもらえない気がするから…。
丸「……分かったよ。
けど、Aちゃんが気を遣ってお金出すのは
これで最後にしてな？」
「っ…はい……ありがとうございますっ…」
丸「いやいや、
ありがとうはこっちのセリフやん！(汗
…ありがとうね。」
マフラーをレジに持って行って、
プレゼント用に包装もしてもらった。
「お待たせしました……どうぞっ…」
丸「…わ、わざわざ包装してくれたん？
ありがとう、いただきます(笑)」
…本音を言うと、こんなもんじゃ足りない。
それくらい、丸山さんには助けられてるから…
もっともっと、お礼がしたい。
でもこれ以上何かをするって言ったらきっと
丸山さんは拒否するだろうから…
マフラーをプレゼントできただけでも
少しだけ気が済んだ…かな。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
