○25 ページ25
あなたside
…びっくりした。
今まで、あまり人に会いたくないという
私の気持ちを尊重してくれてか、
無理矢理会いに来ることなんてなかったから。
とても、丸山さん前に出れるような
見た目じゃなかった私は、
玄関のドアをほんの少し開けることしか
できなくて。
「私、髪もボサボサだし…っ…
とても、外に出れる状態じゃない、です…」
そう言ってみたけど、
丸「…Aちゃんの準備が整うの、待ってるよ。
ゆっくり、準備してくれたらええから。」
ってすごく優しい表情で言われて…。
きっと、私が出てくるまで
この人は本当に1時間でも2時間でも
待つんだろう。
そう思って、なるべく急いで準備をする。
昨日、お風呂に入ってなかったから
シャワーをして髪と身体を洗って。
髪の毛を乾かして後ろで一つに縛る。
久しぶりにメイクをして、
ちゃんとした洋服に袖を通した。
「…やば(汗」
顔色悪いの…隠しきれてないけど、
もう30分以上丸山さんを待たせてしまっている。
財布やスマホを鞄に詰め込んで
慌てて家を出た。
「すいません…遅くなって…っ…」
丸「ううん、全然っ」
…久しぶりやね。」
「…はい。」
…家で準備をしながら
一つだけ、心に決めたことがある。
＿丸山さんを頼るのは、これで最後にしよう。
今まで散々頼って甘えて…
今更な気もするけれど。
こんなに優しくて温かくて素敵な人、
私みたいな人間の人生に巻き込んじゃダメだ。
丸山さんには丸山さんの
時間と人生があるんだから…
私なんかと関わって
無駄な時間を過ごしてほしくない。
天気も良いしとりあえず公園でも…
って言って向かったけれど、
丸「……Aちゃん、やっぱやめよう。」
「え…何でですか…？」
丸「予定変更！やっぱり屋内にします。」
「え、ちょっと…っ」
着いた瞬間、またすぐ車を出発させて
意味が分からなくて…
「本当に、どうしたんですか…？
公園に、何かありました…？」
丸「…ワンちゃん。」
「え……」
丸「ワンちゃんの散歩してる人、
いっぱいおったから…
そんなん、今は見たないやろ？」
「っ、…はい……」
丸山さんのその謎な行動も、私の為だった。
「…っ、…」ｷﾞｭｯ
まるの遺骨が入ってるネックレスを
ぎゅっと握りしめる。
丸山さんの首元にも同じものが光っていた。
…身につけてくれてるんだ…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
