○3 ページ3
あなたside
まるは獣医さんと看護師さんに囲まれて
診察されたり点滴を打たれたり…
「まるっ…ｸﾞｽｯ…まるっ…(泣)」
？「大丈夫です……きっと…っ…」
立ってるのもやっとな私を
お兄さんがずっと支えてくれてた。
獣医「…レントゲン撮影しますので
診察室の前で少しお待ちください。」
？「はい……行きましょ？」
「うぅ…っ…やだっ…まる…っ…(泣)」
まるの傍を離れるのが嫌で。
その間にまるが死んじゃったら…って思うと…(泣)
獣医「少しの間ですから。ね。
終わったらすぐにお呼びします。」
？「分かりました。
…すぐ終わりますよって。
やから、大丈夫です。ね？」
「うぅっ…ｸﾞｽｯ…(泣)」
お兄さんに背中を押されて診察室から出る。
「ｸﾞｽｯ…ひくっ…わたしの、せいで…っ…(泣)」
？「………」
「ﾋｯｸ…リードが、壊れてるなんてっ…ｸﾞｽｯ…
ちゃんと、確認しなかったから…っ…(泣)」
私のせいで、まるが…っ…(泣)
？「………」
お兄さんは何も言わずにずっと肩を擦ってくれて。
こんな話されても迷惑なはずなのに、
ずっと寄り添ってくれた。
看護師「…撮影、終わりましたよ。どうぞ。」
「っ…まるっ…(泣)」
再び診察室に入ると、
まるの体の管や周辺の医療機器が増えていて。
獣医「…どうぞ、お掛けください。」
？「先生っ…まるちゃんは…っ…」
獣医「…隠しても仕方ないので
単刀直入に言いますが…
救命は極めて難しいです。」
「っ、…(泣)」
獣医「具体的に言いますと……」
…その後の説明なんか、
全く耳に入って来なくて。
私の代わりにお兄さんが
はい、はい、って相槌打ちながら
聞いてくれてて…
獣医「手術をしてみることは可能ですが、
手術中に命を落とす可能性が高いかと。
仮に手術が成功したとしても、
その後回復する可能性は極めて低いと思われます。
そうなると…まるちゃんにさせる
痛い思いや苦しい思いが増えてしまいますよね。」
？「っ…そうです、ね…」
…与えられた選択肢は2つ。
このまま鎮痛だけして何もせずに、
穏やかに最後を迎えさせてあげるか。
一抹の望みをかけて手術してもらうか。
？「…これは、僕が決めれることやないから…
君が、どうするか決めなあかんよ…？」
「そんなっ…ｸﾞｽｯ…どう、したら…っ…(泣)」
そんなの…決めれる訳ないよ…っ…(泣)
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
