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丸山side
“火葬が終了しました”と
職員の方が教えてくれたのは
それから数十分後のこと。
…小さかったまるちゃんが
更に小さい壺に入って戻ってきた。
「これが、まる……？(涙)」
Aちゃんは現実を受け入れられない様子で…
◇「こちら、ご注文いただいておりました
ペンダントになります。
…ご自身でお入れになりますか？」
「え……？(涙)」
丸「あっ…それ、僕が頼んでん…っ
…勝手に、ごめんな？」
「なんですか、これ…(涙)」
丸「これ…ネックレスの飾りのとこが
カプセルになってて、
そこに…まるちゃんの一部を入れて
常に身につけられるんやて。
これやったらまるちゃんと
ずっと一緒にいれるかなって思って…
まるちゃんもAちゃんの傍におれたら
嬉しいと思うし…っ」
「…っ、…(涙)」
…あかん、余計なことしてもうた…？
「ｸﾞｽｯ…まる、って書いてある…っ…(涙)」
丸「あ…うん…名前、入れてもらって…」
「こんなのあるの、知らなかった…っ…(泣)」
丸「っ…ごめん、勝手に…」
「ｸﾞｽｯ…んーん…っ…(泣)」
Aちゃんは震える手で
まるちゃんの遺骨の欠片を
カプセルの中に入れて。
丸「…貸して。」
しっかり蓋が閉まってることを確認して
留め具をAちゃんの首の後ろで止める。
丸「…これでまるちゃんと
ずっと一緒におれるね。」
「ｸﾞｽｯ…ありがとうっ…ございます…っ…(泣)」
ぽろぽろと涙をこぼしながら
遺骨が入ってるペンダントを
ぎゅっと両手で大事そうに握って…
やっぱり頼んでおいて良かった。
…まるちゃん、Aちゃんのこと
守ったってな。
「あの……これと同じものを
もう一ついただけませんか…？(涙)」
◇「ご用意することは可能ですが…」
「…丸山さんにも持っててほしい、
って言ったら…迷惑、ですか…？(涙)」
丸「えっ…」
迷惑なんてこと、あるはずがない。
でも…
丸「…ええの？」
「ｸﾞｽｯ…はい…っ…
まるのこと…覚えててほしいし…
丸山さんのことも、守っててほしいから…(涙)」
丸「…ありがとう。」
忘れる訳ないけどな。でも、嬉しい。
◇「お名前を印字するのに
数十分ほどお時間をいただきますが…」
「大丈夫です、待ってます…(涙)」
◇「かしこまりました。」
同じものを作ってもらって、
Aちゃんに遺骨を入れてもらって。
僕の首元にもシルバーのカプセルが光った。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
