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丸山side
スタッフさんに棺を渡したあと、
Aちゃんは両手を握りしめて
涙をこらえとって。
その姿が辛くて、痛々しくて…
思わず左手をそっと握った。
少し、びっくりしたみたいやったけど…
僕の手のひらの中で、
Aちゃんの手の力が
少しだけ抜けたのを感じた。
丸「…おもちゃとかおやつ入れてあげたんや。」
「ｸﾞｽｯ…はい…まるが好きだったものを…(涙)」
まるちゃんの棺の中には
昨日までは入っていなかった
おもちゃやおやつがたくさん入ってて。
一つ一つに思い出が詰まっとるんやろうな
って思ったら、泣きそうになった。
◇「では…こちらで最後のお別れになります。」
「っ、…(涙)」
…早いな、これでもう最後なんや。
丸「…まるちゃん(撫」
そっとまるちゃんの身体を撫でる。
＿君が大好きなAちゃんの笑顔、
僕が取り戻してみせるから。
＿やから、安心して。
お空からAちゃんのこと見守っててな。
心の中でそう話しかけながら。
「まるっ…今まで、ありがとう…っ…ｸﾞｽｯ…
だいっすきだよ…っ…(涙)」ｷﾞｭｯ
Aちゃんは
まるちゃんを抱きしめるようにしながら、
頭や身体をたくさん撫でてあげて…
必死に涙をこらえて、
まるちゃんに笑顔を向けながら。
◇「…では、お預かりいたしますね。」
「ｸﾞｽｯ…はい……
っ、…やだっ…まる…っ…うわあぁぁぁん！(泣)」
棺の蓋が閉められ、
スタッフさんが運んで行くと
同時にAちゃんが崩れ落ちた。
丸「Aちゃんっ…(涙)」ｷﾞｭｯ
あまりにも辛くて、切なくて…
床にぺたんと座り込んで
大声で泣きじゃくるAちゃんを
そっと抱きしめる。
「うわあぁぁぁん！！(泣)」
Aちゃんも僕の身体に
身を預けてくれたから…
しばらくそのまま、
抱きしめたまま頭を撫で続けた。
…さっき、Aちゃんが
まるちゃんにしてあげていたように。
「ｸﾞｽｯ…ひくっ…すいません…っ…(涙)」
丸「…謝らんでええよ。落ち着いた？」
「ｸﾞｽｯ…はい……(涙)」
しばらくして少し落ち着いた様子。
でもきっと、またすぐに涙はぶり返すやろう。
丸「…とりあえず、控え室行かへん？」
いつまでも床に座らせとくわけには
いかへんからね。
丸「立てる？よいしょっ、と。」
「ｸﾞｽｯ…すいませ…っ…(涙)」
支えながら場所を移動して、
イスに座らせた。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
