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あなたside
「…すいません、電話しちゃって…」
丸『ううんっ、全然大丈夫っ』
「あの……おにぎりと、
とっても美味しいお味噌汁…
ありがとうございました…」
丸『っ…食べて、くれたん…？』
「…はい。
全部は食べきれなかったので
また明日温めなおしていただきます…
わざわざ、作ってくださったんですか…？」
丸『…迷惑かな、って思ったんやけど…
きっとAちゃん、ご飯食べんやろなって…
少しでも、手作りの温かいもの
食べてもらいたくて…っ…
で、でも…他人が握ったおにぎりなんて
食べたないって思ってたらどうしようとか…っ
今になって色々不安になってもうてっ』
「……ふふ。」
アワアワと喋る丸山さんの様子が頭に浮かんで。
「本当に……本当に、すごく美味しかったです。
今まで食べたものの中で一番…」
丸『そっ、そんな…恐縮ですぅ…っ
あ、ちなみにあれはお味噌汁やなくて
粕汁っていうんよ。』
「粕汁……初めて聞きました。
酒粕入ってますもんね…」
丸『うん。
僕のお母さんがよう作ってくれて…
レシピ教えてもろて
今は自分でもたまに作るねん。』
「…大切な味なんですね。」
丸『…やから、Aちゃんにも
食べてもらいたくて。
Aちゃんが少しでも元気になれますように
って、お祈り込めて作ったから。』
「…っ、…ありがとうございます…(涙)」
こんなに美味しいのはきっと、
丸山さんのお母さんのレシピももちろんだけど
丸山さんの気持ちと優しさが
たっぷり入ってるからなんだ…。
「本当に、ありがとうございました…っ
どうしても直接、お礼言いたくて…」
丸『こちらこそ、わざわざありがとうね。
声聞けて、良かった。』
“…ってさっきまで一緒おったんやけどね(笑)”
って笑う丸山さん。
丸『…今日はちゃんと寝るんやで？
身体冷やさんように暖かくしてな。』
「……はい。おやすみなさい…」
丸『おやすみ、またね。』
丸山さんと話すと心が落ち着く。
穏やかな気持ちになる。
…これもきっと、まるが結んでくれた縁。
「……よし。」
昨日はシャワーで済ませたけど、
今日はお風呂を沸かしてゆっくり浸かろう。
そして、きちんとベッドに入ろう。
まるの遺骨を見ると、まるのことを想うと、
胸が苦しくなって涙が出ちゃうけど…
丸山さんにこれ以上迷惑かけないためにも、
早く立ち直らないと…ね。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
