Story40 ページ40
ク「レオナルドくん、今……何と?
緋く輝く羽根のような光と、言ったかね?」
先程まで鳴り響いていた音楽やあちこちでの会話が止み、机にあった酒や食べ物は綺麗に無くなり、一冊の分厚いファイルが置かれた。
いきなり雰囲気が変わり、レオだけが状況を理解出来ずにただただ座っている。
レ「え、あ、はい……」
ス「それ……、正確にはこんな色?」
スティーブンはファイルからシートを取り出し、レオに見せ質問をする。
それはレオの記述をそのまま再現している様なものだった。
レ「あ、そうです。間違いない、そんな感じ」
『………ｯ、』
クラウス、スティーブン、そしてAは顔を合わせ険しい表情をした。
レ「……何すか?何が起こってるんすか?」
ザ「教えてやろう、しょうもなき民よ」
レ「何、そのザックリとした王様キャラ。三文ロープレか」
ザ「_______お前が見たのは吸血鬼だ」
レ「……………一体何が起こってるんすか!?」
ザ「あ、テメー」
おちゃらけた様子のザップを無視してスティーブンとAは話を続けた。
ザップとは打って変わって真剣な表情である。
ス「"緋き羽根纏いし高貴なる存在"、古文書の言葉でね_____」
『研究の結果、実在する事は間違いないのに、ありとあらゆる光学機器やセンサーの類で"観測"されないままの"現象"だったんだ』
ス「君が見たものは、吸血鬼だ」
レ「…………何と……吸血鬼とはまた面妖な……」
ザ「お前、後でギッシギシに泣かすかんな」
レオは何やら考え込み、黙ってしまった。
K「ふぅん、やっぱり長老級の棲み家かぁ。
外のゴミクズどもとは、訳が違うわよね」
ク「彼のおかげで、これから得られる情報は質も量も跳ね上がるだろう。
スペシャリストの出番だ」
K.Kは露骨に嫌そうな顔をする。
しかしよく見るとそれはK.Kだけでなく、ほぼ全員がそうであった。
K「えええぇ〜そうか…彼……呼ぶの?」
ス「当然じゃないか。つうか正直……呼ばなくてもいらっしゃると思うし、この事態にあの人抜きの方が考えられん」
レ「…………!?……ザップさん、あの人って…?
________わぁ!?」
『ザップ。顔、顔』
レ「何すかその表情、一体どんな人が来るっていうんすか_____!?」
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丸公(プロフ) - コメントありがとうございます！私も血界戦線大好きです(*^^*)楽しみにしていただけているなんてとても嬉しいです！！ (2016年5月21日 21時) (
レス) id: b021fe2553 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきー - 私も血界戦線だいすきです♪ いつも更新楽しみにしてます(*^^*) (2015年6月10日 23時) (レス) id: 5cad5ba7f8 (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - はじめまして、丸公です。血界戦線、深くて面白いですよね！キャラクターもお話も良くて大好きです！コメント、本当にありがとうございます！更新頑張りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2015年5月24日 18時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルゥ(プロフ) - 初めまして！とっても面白いです！私最近血界戦線見始めたので更新楽しみにしてます！ (2015年5月24日 17時) (レス) id: 790376452c (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - かりんさん» はじめまして、丸公です。面白い、とおっしゃって頂けるなんて本当に嬉しいです！ありがとうございます！更新、頑張りますね！ (2015年5月22日 23時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：丸公 | 作成日時：2015年5月7日 22時
