Story36 ページ36
フ「……わかったよ。少し待ってい給え」
『ッ!……ありがとう』
フ「たーだーし!!
一つ条件を設ける。いいね?」
『ま、まぁ……頼んだのは私だし』
先程の何倍もニヤリと笑ったフェムトに、Aはかなりの不安を感じた。
フ「______さ、できたぞ」
『ありがとう、本当に助かった。
……で、さっき言ってた条件は?』
フ「ふふ……」
『……嫌な予感しかしないんだけど』
フェムトはAに命令する様に大きな声で言い放った。
フ「これから一週間、その姿のままでいろ!!」
『……は、』
フ「もちろん、私は此処から君のことを見張っているからね!!
解除薬を使おうものなら______」
『ッ……わかった、わかったから。じゃあね。
…………って、何』
フェムトはAの腕を掴み止めた。
妙に静かになったフェムトを見て、Aは不思議に思う。
フ「………私の所にくるつもりは、本当に無いのかい?
このくだらない世界を壊そうじゃないか。私と君が揃えば_____」
それを聞いたAは、以前の真っ二つパーティー事件を思い出す。
Aは、フェムトの言葉を聞いても揺るぎはしなかった。
言葉を続けようとするその口にAは人差し指を当てた。
『………前にも言ったけど、そのつもりは無いよ。
それに私は、この世界がくだらない、なんて思っていないしね』
フ「………ッ」
『じゃあね、フェムト』
フ「……あぁ」
フェムトが別れ際に見せた切な気な表情が胸に留まり、Aは暫しそれを気にかけてしまっていた。
.
.
『ただいま』
チ「おかえ……______って、………誰?」
チェインがAを不信そうに見つめる。
フェムトの条件により解除薬を飲んでいなかったので、昼間事務所にいなかったチェインはAがわからなかった。
スティーブンとクラウスはその事に気づき、そして驚き、声をかけた。
『……え?』
K「あら、可愛い子」
ス「A……、何故まだその姿なんだ?」
チ「え、Aって……どういうこと…?」
『…あぁ、これは______』
Aが口を開いたとき、誰かがAの肩に手を置いた。
そこには_______
ザ「俺はザップ・レンフロ。君、名前は?」
『……え』
キメ顔のザップがいた。
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丸公(プロフ) - コメントありがとうございます!私も血界戦線大好きです(*^^*)楽しみにしていただけているなんてとても嬉しいです!! (2016年5月21日 21時) (レス) id: b021fe2553 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきー - 私も血界戦線だいすきです♪ いつも更新楽しみにしてます(*^^*) (2015年6月10日 23時) (レス) id: 5cad5ba7f8 (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - はじめまして、丸公です。血界戦線、深くて面白いですよね!キャラクターもお話も良くて大好きです!コメント、本当にありがとうございます!更新頑張りますので、これからもよろしくお願い致します! (2015年5月24日 18時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルゥ(プロフ) - 初めまして!とっても面白いです!私最近血界戦線見始めたので更新楽しみにしてます! (2015年5月24日 17時) (レス) id: 790376452c (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - かりんさん» はじめまして、丸公です。面白い、とおっしゃって頂けるなんて本当に嬉しいです!ありがとうございます!更新、頑張りますね! (2015年5月22日 23時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:丸公 | 作成日時:2015年5月7日 22時