Story35 ページ35
『此処にくるの、久しぶりだな……』
Aは懐かしみながら道を進み、そして一つの扉の前に立ち止まり、軽くノックした。
「早く入り給えよ、君のために他の輩は追い出したのだから」
『……そんな必要ないよ、"フェムト"』
フ「まぁまぁ。それにしても_______」
フェムトはAの姿をジッと見て、ニヤリと笑う。
それを見たAは、嫌な予感しかしなかった。
フ「随分可憐な姿になったじゃないか。僕と結婚する気になったのかい?」
『……いやいやいや、そんな訳無いから』
フ「まぁ座って座って。………って、あれ。なぜ僕の隣に座らない?」
『なぜ隣に座る必要があるの』
普段は冷静を保っているAでも、フェムトのテンションになかなか着いていけない。
フ「あ、わかったぞ!!」
『……ん?』
Aは、更なるフェムトのくだらない考えを聞くつもりなどなかったが、解除薬についてのことなのかもしれないので仕方なく耳を傾けた。
フ「膝の上がいいなら言ってくれればいいのに!!」
『は、……………本気で言って……え?』
自分の膝を叩いて手招きするフェムトを説得し、膝の上は避けれたが、結局隣に座ることになってしまった。
フ「全く……じゃあ何をしに来たっていうんだい」
『膝の上に乗るためだけにくる様な人間、普通いないでしょうが……』
Aは咳ばらいをしフェムトの方を向き話し始める。
先程とは打って変わって、フェムトもA真剣な表情であった。
『で、本題に入るけど。
なんで私がこんな姿になったのか。フェムト、貴方ならわかるよね?』
フ「……"時操の霊水"_____だったかな。
精霊の力を封じ込め、術をかけた強力な薬だね」
『知人に貰ったんだけど、少し飲んでしまって』
フ「少しでこの効果、か。
ちょっと意識すれば、自分が変化したいと思う年の姿になれるだろう。
君の様な能力者なら尚更だ。
ま、君のことだ。利用するとは思えないな。解除薬を貰いに来たのだろう?」
『………貴方なら、より強い術をかけて薬を作れる』
いつもはおちゃらけているフェムトだが、術者としてはかなりの実力者なのでAは信用していた。
『だから、お願い』
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丸公(プロフ) - コメントありがとうございます！私も血界戦線大好きです(*^^*)楽しみにしていただけているなんてとても嬉しいです！！ (2016年5月21日 21時) (
レス) id: b021fe2553 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきー - 私も血界戦線だいすきです♪ いつも更新楽しみにしてます(*^^*) (2015年6月10日 23時) (レス) id: 5cad5ba7f8 (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - はじめまして、丸公です。血界戦線、深くて面白いですよね！キャラクターもお話も良くて大好きです！コメント、本当にありがとうございます！更新頑張りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2015年5月24日 18時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルゥ(プロフ) - 初めまして！とっても面白いです！私最近血界戦線見始めたので更新楽しみにしてます！ (2015年5月24日 17時) (レス) id: 790376452c (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - かりんさん» はじめまして、丸公です。面白い、とおっしゃって頂けるなんて本当に嬉しいです！ありがとうございます！更新、頑張りますね！ (2015年5月22日 23時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：丸公 | 作成日時：2015年5月7日 22時
