Story27 ページ27
ク「Mr.ウルツェンコ……!!」
ド「いやいや、惜しかった。
実に良い闘いだったのだが______
残り２分で詰むとは、残念だったな。
だが私は今、大きな感謝にうち震えている。
２つの世界の邂逅は……やはり歓迎すべき出来事だったのだ。
その奇跡こそ、君の様な指し手に巡りあわせてくれた」
ドン・アルルエルはウルツェンコを自分の付き人に取り押さえさせる。
付き人は鋭くまるで鎌の様な物をウルツェンコの額に押し付けた。
ド「君の"残りの人生"を貰おう。
私の脳に取り込まれ給え。思う存分、指し続けようぞ」
何度もドン・アルルエルと闘ったAは、この約束の意味をよく理解していた
Aは哀れみ、ドン・アルルエルは笑う。
ウルツェンコは恐怖と疲労がピークに達し、その目は虚になっていた。
ド「_____………何の真似だね?クラウス君」
ク「全ての非礼を承知でお願いする。
この約束の履行、私との対局の後にして頂きたい」
クラウスはウルツェンコを咄嗟に庇い、ドン・アルルエルに問い掛けた。
ド「嫌だよ。
…………と、言いたい所だが。まあ君と私の間柄だ。
それではあまりにも邪険過ぎるか……、そうさな________」
考える仕草したドン・アルルエルを見たAは気付いた。
"普通"の人間と闘う事が目的なのではなく、クラウスと闘う事が真の目的なのだということに。
もしクラウスが耐えられなかったとして、ドン・アルルエルはクラウスの残りの人生を貰い、更なる進歩を遂げるだろう。
Aは自分が闘うと申し出たかったのだが、ドン・アルルエルはその事を決して承諾しないだろうとわかっていた為に、何も出来ずに黙っている事しかできなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 370人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
丸公(プロフ) - コメントありがとうございます！私も血界戦線大好きです(*^^*)楽しみにしていただけているなんてとても嬉しいです！！ (2016年5月21日 21時) (
レス) id: b021fe2553 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきー - 私も血界戦線だいすきです♪ いつも更新楽しみにしてます(*^^*) (2015年6月10日 23時) (レス) id: 5cad5ba7f8 (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - はじめまして、丸公です。血界戦線、深くて面白いですよね！キャラクターもお話も良くて大好きです！コメント、本当にありがとうございます！更新頑張りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2015年5月24日 18時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルゥ(プロフ) - 初めまして！とっても面白いです！私最近血界戦線見始めたので更新楽しみにしてます！ (2015年5月24日 17時) (レス) id: 790376452c (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - かりんさん» はじめまして、丸公です。面白い、とおっしゃって頂けるなんて本当に嬉しいです！ありがとうございます！更新、頑張りますね！ (2015年5月22日 23時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：丸公 | 作成日時：2015年5月7日 22時
