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Story16 ページ16

ザップが目を覚まし、ライターを上に掲げ、叫んだ。







ザ「しくじるなよ、犬女!!」








ザップが火をつけ______チェインはその火を追い、スティーブン達はチェインを追った。








ザ「……あれ、お前は行かなくていいのか?」




『うん。でも、もう少ししたら行くよ』




ザ「そうか」








Aはザップの頭を撫で、静かに言った。








『お疲れ様。

今日のザップ、いつも以上に格好よかったよ』




ザ「_____ッ……」








ザップはAの手を自分の顔に持っていき、その甲にキスを落とした。




 



『え、ちょっと……ザップ_____』




ザ「お前の手、冷たくて気持ちいーわ。

しばらくこうしとく」








Aの顔は赤く染まり、それを見たザップはニヤリと笑った。








『……熱いなら、スティーブンのところ行くといいよ。

それに、私やることあるからもう行くね』




ザ「ちッ、……もうかよ」




『いいから、安静にしとくんだよ。じゃあね』









Aは病室を出て、ギルベルトが運転した道を辿った。








.







.







辿り着いたその道の先は、ガードレールを突き破った跡があり、Aは大きなため息をつく。








『こりゃあ、ギルベルトさん、派手にやったなぁ……。

よし、じゃあ始めよう_______』








そう呟いたAは手をその被害がある方へ向いた。








『季忍討軍四頭領が一人、佐久良A。


我が運命の反逆を、我が事実の返上を、我が粗悪なる判断を、その罪深き全ての行いを、赦し給え______。


佐久良流奥義、"実封消失抗為"』








辺り一面が光に包まれ、その場にいた者は皆思わず目を閉じる。


すると、被害を受けた部分が段々と蘇っていき、その果てに元通りになった。

それだけでなく、被害に巻き込まれ病院に運ばれた者達の怪我は無くなっていた。








『………重傷七人、軽傷二人。ガードレールの破損と乗用車の損傷。


ギルベルトさん、どんだけスピード出したんだか……』








Aはその場にしゃがみ込んだ。額には汗がにじみ、息は少し切れていた。








『"あった"事実を、"無かったことに"か………』

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丸公(プロフ) - コメントありがとうございます!私も血界戦線大好きです(*^^*)楽しみにしていただけているなんてとても嬉しいです!! (2016年5月21日 21時) (レス) id: b021fe2553 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきー - 私も血界戦線だいすきです♪ いつも更新楽しみにしてます(*^^*) (2015年6月10日 23時) (レス) id: 5cad5ba7f8 (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - はじめまして、丸公です。血界戦線、深くて面白いですよね!キャラクターもお話も良くて大好きです!コメント、本当にありがとうございます!更新頑張りますので、これからもよろしくお願い致します! (2015年5月24日 18時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルゥ(プロフ) - 初めまして!とっても面白いです!私最近血界戦線見始めたので更新楽しみにしてます! (2015年5月24日 17時) (レス) id: 790376452c (このIDを非表示/違反報告)
丸公(プロフ) - かりんさん» はじめまして、丸公です。面白い、とおっしゃって頂けるなんて本当に嬉しいです!ありがとうございます!更新、頑張りますね! (2015年5月22日 23時) (レス) id: 199c8ddcf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:丸公 | 作成日時:2015年5月7日 22時

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