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綺麗な雫 ページ4

初めは、チュ、と啄ばむような遊びのキス。

それが、段々と深くなり。
息もつけないほどの深い交わりになる。


息苦しさから、さらに世界がふわふわと揺れ、
溺れてしまわないようにドンへの服をキュッと掴むと、深いキスをしながら、ドンへがふ、と笑う息づかいが聞こえた。


ふわり、ふわりと視界が揺れ、
私を見下ろすドンへの重さと、軋むスプリングの音。
そして、二人が作り出す不規則的な水音が、なんだかひどく生々しく思える。



あぁ、なんてリアルな夢なんだろう。



もう一度、揺れる世界を見ようと目を開けると、見えたのは、見下ろす彼の真剣な顔と、彼の瞳から流れる涙。


ーどうして、泣いているの?


あの公園では簡単に尋ねることができたのに、
なぜだか今は尋ねてはいけないような気がして。


涙が流れる頬に、そっと手を伸ばす。


夢の中の出来事とはいえ、
どうして自分が、こんなにもドンへを素直に愛おしく思うのかが分からない。



「・・・綺麗。」


ただ、純粋にそう思った。
ドンへの瞳から流れる涙は、一粒一粒が宝石の様にキラキラと輝いて見えた。


私の零した言葉を聞いたドンへは、またいっそう瞳を涙で潤して。

そして、耳に届くか届かないか。
そんな小さな小さな声で、ミアネ、とポツリと呟いた。



その記憶を最後に、
私は夢の中でさらに夢の世界へと旅立って。


その夢の世界で、いつかの記憶が蘇っていた。

どうして、動じないの?→←夢の世界



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ななか - 突然すみません!最近読ませていただいてます!ついつい読見入っててしまいます!続きがとても気になります!更新楽しみにしてます! (2014年11月14日 10時) (レス) id: e31223459f (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 更新ありがとうございます!!楽しみにしてます! (2014年10月25日 13時) (レス) id: 2c49601377 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - ずっと以前から読み続けています。毎回引き込まれています。更新が楽しみでいつも待っていました。長く続けて欲しい作品です。 (2014年10月25日 11時) (レス) id: ef41c44d6b (このIDを非表示/違反報告)
まんぼー(プロフ) - ウネの切ない感じが、白日夢の曲の感じにピッタリだわ~!と泣きながら読んでましたwが…やっぱりトゥギひょん!男前ですね!それでこそリーダーだわ!みんなが幸せになってくれたらいいなぁ…続きお待ちしてますね (2014年10月25日 2時) (レス) id: 05377478b6 (このIDを非表示/違反報告)
みなチキン(プロフ) - 更新楽しみにしてますpq (2014年10月4日 8時) (レス) id: 335d4b0d2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2013年8月5日 23時

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