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目黒の指先が鈴口を擦った瞬間、
身体中に快感が巡る感覚に陥って俺は欲を吐き出した
吐き出した欲を大切そうに指先で確認しながら触れて、もう片方の手で枕元のティッシュを数枚引き抜き丁寧に汚れた俺の腹を拭いてくれた目黒
欲が残っていないことをまた指先で確認して、まるで大切な宝物を扱うように優しく抱きしめられた
俺よりも少し低い体温が、
俺の熱い体温と混ざり合っていく。
m「きもちいね、しょうたくん」
「.......ん、」
抱きしめられているこの体勢を利用して起き上がると、これまた大事そうに支えてくれた
m「.......ん?」
「.......れんの、きもちい、する....」
m「触ってくれるの?」
「....ん、」
m「ありがとう、翔太くん」
ベッドに座る位置を逆にして、全てを俺に委ねるように少しだけ身体を離してくれる
髪の毛を手に絡めるように撫でたあと、おでこに
ちゅっ
と音を立ててキスをした
スウェットの上からでも分かるほどに大きくしている目黒のソレにそっと触れてからズボンに手を掛けると目黒も腰を上げてくれる
顕になった黒いパンツには、あまり目立たないものの少しだけ色を濃くした跡があった
俺のことを見て、
俺に触れて、
目黒なりに俺を感じて気持ちよくなってくれたことが嬉しくて、思わずその証に口付けた
m「.....っえ、翔太くん?!」
「.......蓮、腰上げて、」
m「え、いや、.....えっ?」
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作者名:まる | 作成日時:2023年3月3日 21時