・ ページ24
.
「........おかえし」
m「.....なんで泊まりにしなかったんだよ、俺、」
「要らんこと考えんな!アイス溶けるぞ!」
m「アイス溶けてもいいぐらい悩ましい」
「ばか.......帰ってからで、いいだろ、」
m「.......え?」
あぁ!もう!
なんてこと口走ってんだよ!
「なんでもねぇ!先部屋戻るからな!」
m「えっ、ちょっと!待ってよ翔太くん!」
手を伸ばす目黒を露天風呂に放置したまま
脱衣場と呼ばれるであろうところで頭を冷やす
なに言ってんだよ、ほんと。
あんなの俺から誘ってるみたいじゃんか、、、
気が付けば、手に持っていたままのアイスは手に流れ落ちてきて、ベタつく肌がとても気持ち悪い
「...........はぁ、」
m「.......翔太くん?」
「あ、」
仕切りを伝いながら部屋に足を踏み入れた目黒が
俺の方に少しずつ近寄ってくるのに、動けない。
手に持っていたアイスは食べてしまったのだろうか
なんてどうでもいいことは頭を動かしてくれる
m「しょうた、くん?」
「.....いや、おれは、その.....」
m「大丈夫だよ、」
“ 無理やりなんて絶対にしないから ”
.
885人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まる | 作成日時:2023年3月3日 21時