・ ページ19
.
部屋の中に入りながら彼の名前を呼ぶと
n 「んあ、れん、アイス、れいとーこ」
なんて、明らかに寝てる声がして、
「冷凍庫に入れたの?.......っていうか寝るの?」
n 「まだ、ねてない......」
「まだって 笑」
部屋の中まで入ってよく見てみると
畳の隅っこで体を丸くして寝てる可愛い恋人
繋いでた手も少し温かかったし、お昼ご飯食べて温泉に入ってアイスまで食べたらそりゃ眠いか、
朝も早かったしいつもと違うことたくさんだったから、疲れちゃったのもあるんだろうな
やっぱり泊まりにすればよかった。
n 「れんも、はやく、」
「はいはい 笑」
隅っこの可愛い人に近づくと、こっちに向かって手を伸ばしてるのが分かってその手を取った
ゆっくりと体を引き寄せられて、
俺の腕の中に潜り込む姿が愛おしくて、
泊まりにしなかったことをひたすらに後悔してしまう
n 「んね、れん、」
「...........なに?」
n 「そとのアイス、おいしかったね、」
「そうだね、また食べたい?」
n 「ん、いっしょにたべよ、」
「うん、一緒がいいね」
n 「そとでアイス、ありがとね」
「.......うん」
外で食べようって言った意図に気づいてたのだろうか
n 「れん、」
いつも聞く眠たくて甘えたな声よりも、
愛おしい声で俺の名前を呼ぶから、
「翔太くん、生まれてきてくれてありがとう」
「___、________ 。」
腕の中の彼を少しだけ引き寄せて抱きしめた 。
.
885人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まる | 作成日時:2023年3月3日 21時