サプライズ(nbside) ページ2
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まだ眠い朝の時間に一人で俺の家まで来て楽しそうな顔をしてると思ったら
“ 今から出掛けよう!”
なんて突拍子もないことを言い始めた彼
いや、パニックパニック
確かにこいつの得意文句
“ この日絶対空けといて ” は、
例年通り発動してたけど、こんな朝一から突然出掛けるなんてことは今までなかったはず、、、
m「.....ねぇ、準備しよう?」
「いや、そんな急に言われてもなんの準備していいか分かんないんだけど」
m「そんな焦らなくても、今日中に帰ってくるんだからいつものデートの準備で大丈夫だよ?」
「さすがに泊まりだとは思ってねぇよ....」
m「せっかく早起き頑張ったのになぁ」
今日の主役、俺です
そんな悲しそうな顔しないでくれますか?
「....ってか今更だけど、ここまで歩いてきたの?」
m「こんな日にまで心配させたり怒らせたりしたくなかったからタクシー呼んじゃった 笑」
「そっか、ならいいんだけど。タクシーの運転手も近すぎてびっくりだろうな」
m「だと思ってね、これ持ってたらそんな不思議そうに見られずに優しく対応してもらえたよ!」
目黒の鞄から出てきたのは白い棒が重なったやつ
たしか、そんな風にしまってたっけ
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作者名:まる | 作成日時:2023年3月3日 21時