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横山side

【こんばんは。先程はご丁寧にお土産まで有難うございました。】
【ところで、横山さんは苦手な食材などありますか?】

うわー。
何?この気遣い!
ええ子!絶対ええ子やわ!

正直にきゅうり苦手って言うてええんかな?
作ってもらう側なのに図々しくない?

でも、いくらムラカミさんが作ってくれたとしてもきゅうりだけはよう食えんもんなぁ…。

残すのも失礼やし…。

【実は、きゅうりが苦手です。】
【ええ大人やのに恥ずかしいけど。】

マイナスポイントかもしれんけど正直に返してムラカミさんの反応を待つしかないわな…。

ああ、何で俺きゅうり嫌いやねん。

…どう来るんかめっちゃ怖い。
少ししてメッセージが来たから、すぐに開いて内容を確認する。

【そうなんですね。】
【全然恥ずかしくないですよ。私もどうしてもミニトマトは苦手ですし。】

ミニトマト嫌いなんや。
そんなんだけで顔が綻んでへん?俺。

苦手な食べ物の情報が知れただけでこんな嬉しくなるもんなん?

これが恋ってやつなんやな。

【ミニトマト駄目なんや。】
【普通のトマトは大丈夫なん?】

このやり取りを1ラリーで終わらせたくなくてちょっと無理矢理にでも話を広げてみる。

【普通のトマトは野菜ってちゃんと主張してるから大丈夫です。】
【ミニトマトは何だか可愛い子ぶってる気がして…】

あれ?ちょっとディスってる?
何かちょっとおもろいかも、この子。

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作者名: | 作成日時:2017年4月2日 15時

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