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緑「へ〜そっか〜どんな子〜?」

はっと我に返り、大倉を見上げるといつもと変わらない可愛らしい笑顔。
だが俺には分かる。めっちゃ顔引き攣っとる。

橙「錦戸くんいうてね、席、隣なんだ〜」

マル、嬉しそうやね、そりゃ嬉しいやろうなぁ。
今までどこかの猫かぶり野郎のせいで人間関係狭かったもんな。

緑「錦戸くんか〜」

コイツ怖い。

橙「大倉と章ちゃんは?仲ええ子できた?」

緑「ん〜そこそこかな〜」

橙「フフ、なんやそれ。大倉なんか学校中の人気者なんやから、友達どころか彼女もできそうなのに」

緑「そんなことないで〜彼女とかできたことないし」

橙「またまた〜」

俺を置いて会話を続ける二人の後を歩き、校門を出ようとしたところで、

「大倉!」

第三者の声が響く。

見ると、門の脇に立っていたのは、去年同じクラスだった男子。

彼は大倉に近付いていき、

「大倉、どういうことや、何でメールも電話も出ないん」

緑「へ?なんの事?」

「とぼけんなや!」

激昂して、大倉の胸元を掴む彼。

大倉は、一瞬目を見開いたが、瞬時に悲痛な顔をして、

緑「いったぁ……」

と、呻き声をあげた。

橙「ちょ、何しとるん!?」

急いで大倉と男子生徒の間に割って入るマル。

「マルくん、悪いけど今は……」

彼は、マルの乱入に手を緩め、そっとマルを退かそうとしたが、

緑「マルちゃん、助けて!」

大倉がマルに抱きついたことで、それは叶わなかった。

緑「この人に連絡先教えてって言われて教えてたんやけど、それからずぅっとしつこくメールとかしてくんねん!俺、怖くて……」

早口で捲し立て、更にマルにくっつく大倉。
男子生徒は、戸惑ったように、

「は!?何やそれ!?アレはお前が……」

橙「どういうこと……?」

「ち、違うねん、マルくん、一旦話を……」

橙「話なんてあらん。……どんな理由あるんか知らんけど、大倉怖がらせんといてや。」

静かな口調の中に、沸々と感じるマルの怒り。
彼は、その迫力に狼狽えたようだった。

「でも……」

橙「行こうや、大倉、章ちゃん」

まだ何か言いたげな彼を残し、俺たちを促すマルだったが、校門をでた所でふいに立ち止まり、

橙「二度と大倉に近づかんといて」

淡々とそう言い放った。

男子生徒は呆然と立ち竦んでいて、なんとも気の毒だった。

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エイター - 凄く面白いし好きです!更新頑張ってください!! (6月11日 0時) (レス) id: 7274972671 (このIDを非表示/違反報告)
すずまる - めっちゃ好きです!!更新頑張ってください ! (4月30日 22時) (レス) id: bace7ae54d (このIDを非表示/違反報告)
ももも - 面白いです。これが理想のBLですね!更新頑張ってくださいね! (4月18日 18時) (レス) id: f71b3e4232 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちーかま | 作成日時:2019年3月9日 0時

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