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m「阿部ちゃん先行ってて、」
a 「じゃあ準備始めとくから、あの部屋ね？」
m「うん、すぐ行く」
最後の検査を前に、らしくない言葉を口にした目黒は
先生が部屋を出たのを確認して俺を抱きしめた
「ちょ、目黒？！」
m「.......ちょっと充電」
いつもは必ず俺の気持ちを確認してくれる目黒が
何も聞かずに抱きしめてきたことにびっくりした
m「今からする検査、家族も一緒には入れなくて、」
m「........大丈夫だから、待っててくれる？」
「.............怖い？」
m「怖いっていうか、嫌いなの。だから頑張れるように翔太くんを充電させて。」
ネガティブなことをほとんど言わなくなった口から出る
“ 嫌い ” の言葉の重みを受け止めて俺も抱きしめた
「俺、ちゃんと待ってるから....」
それから目黒と2人で向かったのは “ 検査中 ” の文字が消えているしっかりとした部屋
目黒がノックしてからドアを開けるとそこは薄暗い部屋の中に簡易ベッドのようなものと無数のコードが繋がった機械だけが置いてあった
m「ありがとう翔太くん、ここで大丈夫。」
m「阿部ちゃん、お願いします。」
すでにこっちに向かって歩いてきていた先生が
俺の代わりに目黒の手を取った
a「終わったらすぐに声掛けるから、検査室近くの椅子に座って待っててもらえるかな？」
「..............はい、」
m「いってきます、」
微笑んだ目黒の背景に見えた景色が忘れられなくて
椅子に座りこんだ途端、
なんの雫か、分からないモノが零れ落ちていく
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まる(プロフ) - gyotagya180さん» 一時的に不具合が起こりパワーワード設定をさせて頂いておりました。外しましたので引き続きご愛読のほどよろしくお願いします🙇🏻♀️ (2022年12月4日 7時) (
レス) id: c9a69f4f95 (このIDを非表示/違反報告)
gyotagya180(プロフ) - 移行先のパスワードが分からないです😭 (2022年12月4日 7時) (レス) id: b30154db97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2022年11月5日 12時
