標的３３５…バイパー（３） ページ2
前章からの続き
下半身を氷におおわれながら吹き飛ばされたクローム髑髏は、氷が砕けるほどの勢いで床に体を叩きつけられた
ブゥン
ク「Σきゃあ！！
ドギャッ
あうっ！」
コ「やべーぜ。コラ」
リ「だな」
クローム髑髏が追い詰められていることを悟る二人
しかし、クローム髑髏は慌てて起き上がりその手にあるヤリの様子を確認した
マ「ムム。どうやらその武器は相当大事なもののようだね」
ク「！…ダメ」
マーモンの言葉に、クローム髑髏は焦る様子でヤリを必死に握りしめ、その体で隠そうとする
しかし、そのヤリはマーモンの手により……
グ…
ク「ダメーーーーッ！！！」
パァン
あっさりと、粉々に砕け散ってしまった
崩壊したヤリに目を見開き、唖然と固まったクローム髑髏だったが、その崩壊を見送った時……
ゴフッ
ゴホゴホッ
ク「かはっ、う！うぅ…」
パタッ
突然、クローム髑髏が吐血して倒れた
『ぇ……えぇ！？』
山「ど……どーしたんだ！？」
バ「顔が土色に…」
笹「お……おい！！あれを見ろ！！腹が！！」
了平の言葉に歩美達の視線がクローム髑髏の腹部に集中する中、クローム髑髏の腹部はへこんで…まるで中身が消えてしまったかのように、ぺしゃんこになってしまった
獄「陥没していく……！！」
『こっ…これも、幻覚…！？』
マ「ムム……これは現実だ……どーなっている？何だ、この女…」
ク「…む………さま……」
自らを襲う激痛の中…クローム髑髏は、自分の生き方を劇的に変えた運命の日を思い出していた
猫を助けようとして事故にあい、右目といくつかの内臓を失い死の淵に立たされていたクローム髑髏…もとい、“
親しい友人もなく、両親は娘よりも仕事のことしか見えていない
自らの死を受け入れ、むしろ安心すら感じていた彼女の前に……
彼は、現れた…
マ「にわかには信じがたいが、彼女は幻覚でできた内蔵で延命していたらしいね…」
『Σっな！？幻覚の、内臓…！？』
リ「それで幻覚のコントロールを失い、腹が潰れたんだな」
『っ……じゃあ…ほんとに、内蔵が…？』
歩美の信じられないとでも言うかのような問いかけに、黒曜の二人はバツの悪そうな表情のまま何も答えない……無言の肯定であった
続く
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ミツ - やった〜(^^)霧戦終わって、とうとう雲雀さんが戦います（≧∇≦）楽しみです♪ (8月17日 20時) (
レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 更新ありがとう〜(>_<)アユちゃん、勇士久しぶりでっす♡これから、どうなるか楽しみでっす！ (2023年3月23日 6時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 成り代わり最高でっす！アユちゃん可愛すぎでっす！更新、楽しみに待ってま〜す！ (2023年2月16日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2022年12月19日 19時
