標的３４０…六道骸VS.マーモン（３） ページ7
続き
全体的に円を描くように歪む空間に、歩美たちは立っていることもままならない
『Σひゃあ！！』
山「Σうおっ！床が！」
コ「バイパーの奴、力全開だぜ」
リ「そーするしかねーだろーな」
骸「クハハハ！強欲のアルコバレーノですか。面白い……だが、欲なら僕も負けません」
ガッガッ
骸が己に迫ってきていた左右の床をヤリの両端で叩いた……瞬間、
ドドドドドドド
酷く歪んだその空間を支配するかのように、蓮の花とツタを巻き付けた火柱が、至る所から縦横無尽に噴き出した
ベ「す…すんげっ」
レ「夢でも見ているのか…う…うぷ」
笹「ぐむ…ふらつく…」
獄「…吐き気が…するぜ…」
コ「幻覚汚染がはじまってるぜ。コラ」
リ「ああ。脳に直接作用する幻覚をこれだけたてつづけにくらってんだからな」
マ「ムッ。これほどの幻覚能力……おまえどこで…」
骸「地獄界にて」
マ「ふざけるな！！」
バッ
ピキイィィッ
マーモンのフードの奥が輝けば、火柱はたちまち凍りつく
周りの体調不良が一旦落ち着いたのに対し、歩美だけが幻覚汚染とは違う痛みに頭を抱えていた
『っ…うぅ……ぁた、まがっ…！！』
山「アユ…？」
獄「10代目！！」
笹「沢田！！」
『ぃたっ…頭が…っ…』
山「大丈夫か、アユ？」
『(痛い……けど、それだけじゃ……なに…？この感じ…)』
ゴポッ
『っ…！？』
割れるかのような頭の痛みが一瞬で消え、聞こえてきたのは水の中で空気がもれたような音…
驚いて開いた目に映るのは、暗闇の中でただひとり……水槽のようなものの中でがんじがらめに拘束された人間
『(……何…コレ…？)
Σぅ…いっ！！』
再び頭に痛みが走り、今度はなにかの光景が頭に入り込んでくる
それは……犬と千種と骸が何かから逃げているかのような光景…
骸が、二人を逃がすために囮となり、復讐者に捕らえられた……記憶
次に映ったのは、クロームの身体に入った骸と会話をする歩美の父…家光の姿
家「君に、アユの霧の守護者になってもらいたい。六道骸」
そして、逃走中であった犬と千種の保護と引き換えに、歩美の守護者となることを了承したのだ
『(知らなかった…こんな……)骸…』
歩美が過去の記憶を見ている間にも戦闘は続いていた
しかし、自身で包み骸を殺そうとしたマーモンを骸は一瞬にしてはじき飛ばした
骸「堕ちろ。そして廻れ」
標的３４１…圧倒的な霧の決着→←標的３３９…六道骸VS.マーモン（２）
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ミツ - やった〜(^^)霧戦終わって、とうとう雲雀さんが戦います（≧∇≦）楽しみです♪ (8月17日 20時) (
レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 更新ありがとう〜(>_<)アユちゃん、勇士久しぶりでっす♡これから、どうなるか楽しみでっす！ (2023年3月23日 6時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 成り代わり最高でっす！アユちゃん可愛すぎでっす！更新、楽しみに待ってま〜す！ (2023年2月16日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2022年12月19日 19時
