標的18…入ファミリー試験(後編) ページ21
続き
目の前のやり取りを見ながら、珍しくリボーンがちょっかいかけていかないなって少し思ってた
そんな時、ふと…獄寺君と並んだ坂田さんを見て、疑問に思ったことを口に出していた
ツ「……坂田さんの髪って、生まれつきその色なんですか?」
『んぇ?』
ツ「え、あ…だ、だって珍しい色ですし…白に銀色が混じった感じの色」
山「オレも初めて見た時、髪が白っぽい銀色で、目も赤くて…ウサギみてーだなって思ってた!」
リ「お前の家族もそうなのか?」
『んー…いや、両親は普通の髪色だった…らしい』
ツ「…ら、らしいって…」
『わりーけど、俺さ、覚えてねーんだ…死んだ両親の事』
どこか寂しそうに赤っぽくなっていく空を見上げる坂田さんに、言葉を間違えた事に気づいて…どう声をかけていいかわからなくて…
だけど、坂田さんがオレ達に振り返れば、いつもみたいに…何でもないように笑っていた
『俺さ、ガキの頃に両親とおっきい事故にあったらしくて、俺は両親に守られて重症ながら助かったんだけどな……しかも記憶もないときたもんだからよ、周りは大慌てってんだ』
獄「なら、今はその周りにいた奴らと暮らしてんのか?」
『いや…さっきも言ったが、俺は両親のどちらとも違くて、親戚筋もそんな毛色の奴いなくて…気味がわりーんだってよ
だから、そんな俺のことなんて…誰も引き取りたがらねーんだ』
すきでこんなんじゃねーっつーの!
なんて、自分の髪をいじりながらそう言う坂田さんは、どこか…ムリして笑ってるように見えて、無意識に手を伸ばしていた
だけど…
『けどな、幼馴染が俺の帰る場所になってくれたんだ。ここにいろってな…だから、俺は平気なんだよ!』
そう言って笑った坂田さんの顔は、さっきまでのムリしたものじゃないって感じて…どうしてそう思うのかはわからないけど、とにかく嬉しくなった
一通り話してくれた坂田さんは、まだ仕事があるみたいで早く帰れよ…とだけ言って歩き出した
…けど、少しして立ち止まって、またこっちに振り返った
『俺を入れたきゃ、頑張れよ!ボンゴレ10代目!』
ツ「………え?」
坂田さんはそれっきり振り返らなかったけど、オレはいってる意味がわからなくて…リボーンを見れば…
リ「だってよ、ツナ。こりゃあ頑張らねーとな!」
獄「やっぱり生意気ですね!あいつ」
ツ「……ま、また…お前の仕業かーー!!」
勝手に巻き込むなーーっ!!
標的19…おにぎりと不法侵入者→←標的17…入ファミリー試験(前編)
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十六夜☆(プロフ) - モエナさん» コメントありがとうございます!メガティブになってた所を修正しました。教えて下さりありがとうございます! (2018年6月18日 12時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
モエナ(プロフ) - 銀魂とリボーンのコラボ好きです!応援してます!後、標的6の最後辺りのネガティブがメガティブになってます。気になったのでコメントさせて頂きました! (2018年6月17日 18時) (レス) id: 108ca69897 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 銀魂とリボーンの作品が大好きで、凄く嬉しい作品です。雲雀さんカッコいい!!これからも無理せず更新頑張ってくださいね応援します。 (2018年6月10日 17時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 銀魂きたーーーーーー!!!!!!!!!!!これからどうなるのかが楽しみです!更新頑張ってください! (2018年6月9日 16時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年6月9日 13時