【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【始まり・日常編】

標的１３…退学騒動と恩師（前編） ページ16

綱吉side


獄寺君が転校してきた次の日、理科のテストが帰ってくる…

最悪だ〜…全然わかんなかったし、よりによって先生は根津だもんな〜


そしたら予想通り…って言うのもイヤなんだけど、渡す時にグチグチ言われてテストの点数を見せびらかされて…！！

くっそー根津の奴、本当にイヤな奴だぜ！自分が東大卒だからって、勉強ができない奴をいつもイジメるんだ


そんな時、かなり遅めに獄寺君が登校してきて、オレに頭下げて挨拶してきて変に目立っちゃうし、根津の首絞めてオレの名前だしてケンカ売っちゃうし！！

オレの名前出すなよーっ！！オレにはカンケーねーっ！！もーーほっといてくれーっ！！



「貴様ら退学だーーっ！！」



そんな言葉が校長に響いて、なんでかオレまで獄寺君の連帯責任で退学させられそうになってる…なんでオレまでー！？


そんな時、ガラッと校長室の扉が開いて…最近、やけに見慣れた黒いセーラー服が目に入った



『しっつれーしまーす…あ、取り込み中？』



紙の束を持って、棒付きキャンディをくわえた…風紀委員副委員長の坂田さんだ


そんな坂田さんを見た瞬間、校長先生が立ち上がって頭を下げた…ど、どーなってんのー！？



「お疲れ様です！坂田さん！」

『ん、ごくろーさん
コレ、こっちでサインした書類だから、あとの処理はよろしく頼むわ』

「かしこまりました！」



坂田さんが持っていた紙の束を受け取ってた校長先生はまた深々と頭を下げると、逃げるようにまた椅子に座る…さ、坂田さんって一体何者…！？


目の前で起こったことに驚いて固まっていたら、坂田さんは今度は不思議そうにオレの方を向いた



『んで？今度はなにやらかしたんだ？』

ツ「Σオ、オレは何もやってませんよー！！」

根「坂田さんもぜひ聞いてください！！
そっちの獄寺が私に暴力をふるったのです！！よって、沢田ともども即退学にするべきだと、私は校長に進言していたのですよ！！」



だから、それオレ関係ないんだってばー！！


もうどうしていいか分からず坂田さんを見れば、数回しか顔を合わせてないのにわかるくらい、坂田さんは心底訳の分からないと言いたそうな顔で根津を凝視していた…え、どうしたんだろう？



『た、退学ぅ？それ、本気で言ってんのか？』

根「と、当然です！！」

『……へー』



すると、坂田さんはオレ達と根津の間に立って、手で口元を隠す…後から見えた口元は、いびつに歪んでいた


続く

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