第508話:妹編 ページ10
鳥カゴの糸を押すために工場奥に来ると、ゾロと錦えもんと…歌舞伎役者みたいな知らない人がいて、糸を押していた
妹「ゾロ！錦えもん！あと、知らない人！」
カン十郎(カン)「それがしは、カン十郎でござる！」
錦「カナデ殿！！無事で何よりでござる！！」
ゾ「カナデ！？Aはどうした！！」
妹「無事だよ！ロビンに任せてある！」
ゾ「そうか！！お前も手伝え！！」
妹「そのつもりで来たんだよ！！」
ギイン！！
鉄と鉄のぶつかり合う音と同時にやってくる重みに、必死に踏ん張る
しばらくそうしていると、背後から人の気配…それも複数
振り返れば、追いかけられて以来の再会になる…
妹「た、大将藤虎！？」
ゾ「てめェ、何しに…！！」
藤「おっと…どこのどなたか、あっしにゃ見えやせんが……」
そうして近づいてきた藤虎は、私達と同じように糸の前で剣を抜いて…
ズン！！
藤「…馬鹿な人達ってのァ、放っとけねェモンですね…」
妹「…手伝って、くれるの？」
藤「微力でござんすが、ちょいとお力添えを…！！」
藤虎を皮切りに…海兵や街の人々が、各所で糸を押している場所へ来て同じように押し始める
カン「おお…続々と」
錦「心強きものだ！！」
妹「よし！！じゃあ、みんなで力を合わせて…！！」
押せ〜〜〜〜〜〜っ！！！
各所から、声も心も一つになったみたいに…押す
ドスゥ…ン！！
そんな音と共に手元が軽くなった
そう、今この瞬間…糸の収縮が、止まっているのだ
だけどまたすぐ動き出すけれど、さっきまでの途方もない願望だけじゃなく…
止まる…力を合わせれば、止まるんだって…
だから、押し続けるから…
来て、早く…
ルフィ…！！
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柘榴 - べるぜバブ楽しみにしてます！ (2018年5月22日 7時) (
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2018年4月20日 22時
