【ナルト→ワンピース】風雷姉妹の異世界航海記・新章《ドレスローザ編Ⅱ》 (ページ7)

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第505話:妹編ページ7

ルフィとミンゴの戦いが激化する中、キャベンッベ…キャベツさんが抱えていたトラ男が目を覚ました

虎「…俺を置いて行け…！！」

キャ「何言ってるんだ！」

虎「１３年間…俺は、ドフラミンゴを討つ為だけに生きてきた…！！やれる事は…ハァ…全てやった。後は…“麦わら屋”に託すしかない…！！
あいつが…勝つなら…！！ここで見届けたい…！！負けたなら…俺もここで…共に殺されるべきだ…！！」

妹「ルフィが負けるわけないじゃん！！そんな心配は必要ないよ！！」

虎「例えそうだとしても…俺があいつを…お前達を…この戦いに巻き込んだ…！！……置いていけ…！！……たのむ」

トラ男の言葉に説得は諦めたようで、キャベツさんがトラ男と残ってくれる事になった

私は、Aねぇの為にも…ルフィの為にも…何もしてあげられない

……本当に、そうなのかな？

そう思って縮み続ける鳥カゴを見て、私の刀…“うちは”を見て……決めた

妹「ロビン！Aねぇをお願い！！」

ロ「カナデ！どこへ行くつもり！？」

妹「…今、私がルフィの為に…みんなの為にしてあげられることをするよ」

ロ「……それって…」

妹「例えほんの僅かの間だけでもいい…たとえ希望が無かったとしても、無理だとわかっていたとしても……糸を止めに行く！！少しでも時間を稼いでみせる！！」

ロ「糸を…！？そんな事が可能なの！？」

妹「じゃあ逆に…どうして無理だって言いきれるの？だって、これだって能力者の能力なんだよ？だったらきっと…止められる！！
無理だと言ってる暇があるなら、私は…少しでも動きたいから！！」

ただじっとして、ルフィが勝つまで何もせずに待ってるだけだなんて…私は嫌だ！！

その意志が伝わったのか、ロビンはポカンと驚いたような顔をして…可笑しそうに笑った

ロ「そうね。きっとルフィも同じ立場にいたら…同じようにしていたでしょうね」

妹「うん！きっとそう！！」

ロ「わかったわ。私もどうにか押せるものがないか探してみる」

妹「ありがと！けど、せめてAねぇが起きるまでは安全な場所にいて！！」

ロ「わかったわ。任せて」

ロビンにAねぇを預けて、ひまわり畑から飛び降りる

カゴの端に向かって走っていたら、空に黒っぽい巨大な何かが空を蹴るようにして飛んでいるのを見かけた

きっとあれはルフィで、きっとミンゴを追い詰めてるんだ…

そうあたりをつけ、私はまた走り出した