【ナルト→ワンピース】風雷姉妹の異世界航海記・新章《ドレスローザ編Ⅱ》 (ページ5)

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第503話:姉編ページ5

続き

正直な所、私のさっきの“ブラッド・ブレードモード”のせいで体力を奪われてしまっている上、広範囲回復もして…はっきり言ってたってるのもやっとな状況だった

…今気を抜いてしまえば、幼児化してしまう可能性だって否定出来ない

だから、油断せずに…確実に一度で決める

その為にはローにも手伝ってもらうと目配せをすれば、わかってくれたようで目線を返される

ドフラミンゴがローにトドメを刺そうと近づく中でトレーボルを…最高幹部の事を軽く貶せば、トレーボルはすぐにルフィを引きずりながら近づいてくる

トレ「ドフラミンゴを王に掲げ、部下達に威厳を示し！！だが５人は対等にファミリーを想い！！ここまで守り立ててきた！！家族の様にな！！」

虎「俺の目には、参謀気取りのお前ですら、ドフラミンゴのマヌケな操り人形にしか見えねェな…！！」

トレ「ん……！！マ…！マ…！！マヌケな人形ォ～～！？」

ローの言葉に怒り、理性も飛んだのか、後先考えずにトレーボルが迫り来る

桃「おい！！のるなトレーボル！！」

『そうだな、考えなしに動くのは危険だぞ？』

トレ「寝言は寝ていえ！！てめェらみたいな瀕死のガキ共に何ができる！！」

『そうだな…』

どうやらこいつは、私の攻撃のターンは終わったと思っているようだ…勘違いだとわからせてやろう

『“罪なる冠(ギルティ・クラウン)”！！』

ズバッ！！

トレ「ピギャ～～～！！」

『お前を倒すことくらいは、できるさ…！！』

そばに置いていたカギを掴み、変化させ切り裂いた

カギはガラスのように透明だから、見えなかったんだろうが…

『私はまだ、“コレ”を解いたなんて一言も言ってないからな…ご愁傷様』

トレーボルのべたべたの中から血が流れ出ているのを確認し、今度こそ…ブラッド・ブレードモードを解除する

光の粒子となって消えるそれを見つつトレーボルへ視線を戻せば、まとわりついたべたべたは消えて…中から細すぎる体が出てきた

桃「マヌケが…」

トレ「お…のれ…！！」

トレーボルは斬られた傷口を抑えながら、持っていた杖の先にある炎を地面に落ちたべたべたに向ける

そう、そのべたべたは…引火性だ

虎「危ねェ！！引火する気だ！！」

トレ「道連れ…だァ～～～！！」

ボォ…ン！！

最後に映ったのは、トレーボルに最も近いローを避けさせようと…とっさに掴んだ腕だった