【ナルト→ワンピース】風雷姉妹の異世界航海記・新章《ドレスローザ編Ⅱ》 (ページ26)

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エピローグ:妹編ページ26

親分が盃を飲まないまま、異例の“子分盃”が交わされたことによって生まれた“麦わら大船団”

ルフィは全然納得してないみたいだけど、宴とご馳走の前にはそんな不満も掻き消えた

ルフィがみんなと肉を取り合ってる…というか、全部みんなから奪っちゃってるのを見て、ふと…近くにあった骨付き肉に手を伸ばす

妹「ルフィ！ほら、このお肉も美味しそうだよ！！」

ル「んぁ？Σほんとだ！！んまほォ～！！」

妹「これあげるから、ほら、お肉もご馳走も逃げないよ～(がぶっ!!)…がぶ？」

突然の音に驚いて見てみれば…ルフィに向けて肉を振っていたはずの手には、肉の代わりにルフィがかぶりついていた

妹「Σどわァ！！ルフィ！？私の手は食べられないよ！！」

ウ「Σツッコむとこそこじゃねェだろ！！」

ル「わひーわひー(ﾑｸﾞﾑｸﾞ)」

ルフィは謝りながらも離してくれなくて、綺麗に食べようとしてるのか…動く口とか時々当たる舌とかがくすぐったくて、つい眉間にシワを寄せる

妹「ふっ…ぷ、ひくっ…！！
る、ルフィ！くすぐった…ふふ…ふひゃ…！！」

ル「んー…ぷはっ！だってよォ、カナデの手も美味そうだったんだよ～」

ルフィの言葉に周りで聞き耳を立てていたらしいみんながビシリと固まったけど、そんな事に気が付かない私は少しショックを受ける…

妹「わ、私の手…そんなに肉質かなァ…？」

ル「ん～～…そうじゃなくてよォ？
何よりもきらきらしてるっていうか、欲しくなるっていうか……ん～？」

妹「……ん～？」

ル「ん～…何ていやァいいのかよくわかんねェけど、とにかくカナデは俺のだもんな！！」

妹「ん？まァ…そうだね！」

私は、一生麦わらの一味！！

ルフィの仲間をこれから先、やめる気はサラサラないからね！！

私の言葉にルフィは笑顔を見せてくれたけど、周りはわかっていないという風な顔で…やれやれと首を振っていた

…どうしたの？みんな…仲良しなの？

これから先、また新しい問題にぶつかるんだろうと…確信的に思ってる

だけど、そんな中でも、私はルフィについて行くし支え続ける

どんな荒波にも、逆光にも、無理難題にも、立ち向かってみせる！！

だってそれが…

ルフィを海賊王にする！！

その目標のための、正規ルートで近道なんだから！！