【ナルト→ワンピース】風雷姉妹の異世界航海記・新章《ドレスローザ編Ⅱ》 (ページ24)

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第522話:妹編ページ24

続き

ル「だからよ！！俺は“海賊王”になるんだよ！！偉くなりてェわけじゃねェ！！」

ルフィの一見矛盾してるような言葉に、仲間以外のみんなは首をかしげた

虎「……オイ、何言ってんだ？コイツ…」

妹「そもそも、ルフィの考える理想の海賊王っていうのが、みんなとは違うからね～」

ゾ「わりといい酒だ…」

『一応は、親分に飲ませる酒だからな…ん、確かにな』

ウ「コップで飲め！！行儀悪ィな」

ロ「うふふ」

フ「お！どれどれ」

そう、海賊王は支配の王様じゃない…だって…

ル「もし俺達が危ねェと思ったら、その時は大声でお前らを呼ぶから！！そしたら助けてくれよ！！
親分や大海賊じゃなくてもいいだろ！？お前らが困ったら、俺達を呼べ！！必ず助けに行くから！！
一緒にミンゴと戦った事は、忘れねェよ！！」

どうもこの言葉で何人かは言いたいことが分かってくれたみたいで、内心ほっとする

そう、ルフィの目指す海賊王っていうのは…

世界で一番…自由な男…！！

船を大きな揺れが襲うけど、そんな事今の彼らには入ってこないみたいで…

バル「んだば俺…！！尚更、あんたにホレたべさ、ルフィ先輩！！」

オオ「ディガガガガガガガ！！“同じく”だ！！
おい、バルトロメオ！！口上を言え！！コイツが“親”の盃を飲まなくてもいい」

キャ「確かにそうだ」

イデ「互いに勝手気ままならいいな」

サイ「お前は人の自由も止められねェハズやい！！」

レオ「ん？そうなんれすね？」

ん？なんだか…変な方向に話が進みそう…

バル「ルフィ先輩！！まことに勝手ながら、口上をのべさせていただくべ！！」

まァ、ルフィをしたって付いてきてくれるなら…私は止める必要ないよね？

代表の人達は、その手に乗せられた小さな盃を掲げて…告げる

バル「ここに我ら子分となり、いついかなるとぎも

親分“麦わらのルフィ”先輩の盾となり！！また矛となる！！

我ら７人！！命全霊をかけて、この“子分盃”！！

勝手に頂戴いたしますだべ！！」

そして止めるヒマもなく、一気に飲み干す…

それを皮切りに、後からたくさんの人が流れ込んでくる

「宴の準備を急げ！！」

「総勢５千６百超えの“麦わら大船団”結成を祝え～！！」

フ「うはは。“子分盃”！？何だそりゃァ！！」

ロ「うふふ。勝手な人達」

ル「おい！！俺飲んでねェからな！！なんかもう中身なくなってっけど！！」

『悪ィ、それ飲んだの私とゾロだ…』

続く