【ナルト→ワンピース】風雷姉妹の異世界航海記・新章《ドレスローザ編Ⅱ》 (ページ21)

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第519話:妹編ページ21

ルフィとトラ男が来るまでで持ちこたえようとそれぞれが武器を持つけど、それはどうにもムダそうで…ヤバい意味で

バル「大変だべ～！！そりゃねェべ～～！？」

妹「これはちょっと、ムリ…かも」

空を見あげれば、真っ暗な空…いや、視界いっぱいに瓦礫に覆われた“ガレキの空”…

そんな時、どこに行ってたのやらトラ男が戻ってくる

虎「おいお前ら、どこにいても同じだ！！船を出せ！！」

キャ「キミらを待ってたんじゃないか！どこにいた、トラファルΣガー・ロー！！」

『早く船に乗れ！！』

ウ「あ！！来たぞ！！」

ウソップの言葉に正面…藤虎の後ろを見れば、真っ直ぐこっちに向かって来てるルフィが見えた

妹「ル～フィ～～！！早くゥ～！！」

バル「そこの藤トラに気ィつけて、ビュンとかわして！！」

ルフィが来て、みんな急いで船に乗って、さァ行くぞ！！って…なったのに

ルフィは避けることなく、藤虎を殴りつけた

ル「何で逃げなきゃいけねェんだ！！そういうのは、２年前で終わりだ！！
“海軍大将”だろうが、“四皇”だろうが！！全員ブッ飛ばして行かなきゃ！！俺は！！“海賊王”にはなれねェんだ！！」

ルフィの言葉に、２年前のシャボンディ諸島での苦い思い出が蘇ってきて…こんな時だっていうのに、止める言葉が出てこなかった

『ルフィの言い分は最もだし、止める理由もないっちゃないが…』

ゾ「ああ。ルフィのやつ、何だか妙な戦い方しやがって！！」

そう、蹴るぞとか、殴るぞとか…攻撃の前にその動きを聞かせて戦ってる…

妹「もしかして、ルフィ…藤虎のことが気に入っちゃったのかな？」

『…なるほど、それなら有り得るな』

もし気に入っちゃったのなら、目の見えない相手に無言で攻撃を仕掛けるなんて…ルフィにはできないだろうから

すると、藤虎の強力な一撃にルフィが吹っ飛んできて、巨人の人がうまく空中でキャッチした

ゾ「よし、ルフィ交代だ！！」

バル「Σ違う違う、やめてけろ！！こっちにゃこっちの都合があんだ！！」

『都合ォ？』

戦えなくて不満そうなAねぇとゾロを引っ張りながら、たくさんの船で繋がれた“連結橋”を渡って、遠く離れた本船に走る

ルフィはずっと文句言ってるし、なんだか岸の方でドレスローザの人達が集まってて騒がしいけど…悪意はないみたいだから振り返らずに走る

ルフィはどこでも、誰をも味方につけちゃうんだよね…