第二百二十幕…不運 ページ45
Aの言葉にふらりとよろけた白蘭だったが、次の瞬間には体制を整えて笑っていた
白「楽しいお話だったよ、Aチャン
けどもう終わり。泣いても叫んでも、もう誰も僕を倒してはくれない」
リ「その通りだ
お前を倒すのは誰でもねぇ。俺の生徒……ツナだ」
リボーンの言葉に、全員の視線が地面に倒れたままの綱吉に向けられる
白「何を見てたの？リボーンクン。綱吉クンは今、完全に壊したよ！」
リ「ツナの死ぬ気をなめんじゃねえ
第一、勝てるかどうかなんて言ってんじゃねーぞ。ツナ、お前は白蘭を倒さなきゃなんねーんだ」
倒さねばならない…
リボーンの言葉は当然…誰だってわかっているが、そう簡単な話ではないのだ
だが、命をかけているのは綱吉だけでない…
リ「ユニもお前達を平和な過去に帰すために、命を捧げるつもりなんだぞ」
アルコバレーノを復活させるというのは、大空のアルコバレーノの力を持ってしても簡単ではない
おしゃぶりから、全身全霊をかけた“命の炎”を燃やす必要があるのだ
すなわち、肉体の消滅…死の危険をともなく行為なのだ
その時、気を失っていた綱吉が目を覚ました
綱「Aちゃんとユ…ユニは…お…お前に…わたさ…ないぞ…」
しかし、死ぬ気状態にはなっていない…普段の弱々しい姿だった
声も体も恐怖からか震えて、言葉に体がついて言っておらず地から這い上がることも出来ない
『ツナ…』
白「君は勉強も運動もダメなただの中学生だったのに、突然凄腕の殺し屋がやってきて巨大マフィアのボス候補だと告げられ、恐ろしい裏社会に放り込まれてしまう
争い事なんて大嫌いなのに、抗争やらボスの座の争奪戦に巻き込まれちゃうんだからね
そして最大の不運は、この時代に来ちゃったことだよねー
こんなところに連れてこられなければ、こんなひどい目に遭わなかったって…自分の運命を呪っちゃうんだろ？」
白蘭の並べられた正論に、Aは口をつぐんだが…
綱「綱「いいや…それは…少し…違う気がする…
…そりゃ確かに…未来は怖くて…痛くて…不安ばかりで…心から嬉しい時間なんて、ほんのちょっとだったけど…
…今なら少し…わかってきた気がするんだ……いいとか悪いとかじゃない…
全部、大事な俺の時間だって…」
綱吉の言葉を聞いていた白蘭が、綱吉の胸に向かって龍の凶器を投げる…が、首に巻いたリングに刺さって助けられた
ちょい続く
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ハルカ - 続きが気になるのでお願いします(≧∇≦) (2017年4月22日 7時) (
レス) id: 04586e5ef6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - 更新待ってました！これからも頑張ってください！ (2017年4月20日 23時) (レス) id: 0d94ff763d (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 夢主とっても可愛いです！これからも応援しています！ (2016年12月28日 0時) (レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
マキ☆ - 続編おめでとうございます！この作品を見るのをいつも楽しみにしています。これからも更新よろしくおねがいします！ (2016年8月5日 14時) (レス) id: bd6a6263e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2016年7月28日 20時
