第百三十三訓 ページ42
月詠サイド
日輪がAに母と呼ばれてから、日輪はずっとAを撫で回していた
月「落ち着け、日輪。Aがついていけてないぞ」
日「あら…ごめんね、Aちゃん。びっくりしたかい?」
『ゃ、ぁの……ちょっとだけ』
日「ッ…!可愛いねぇ。晴太にもこんな時代があったのかって考えると…」
晴「か、母ちゃん!」
『…一緒に…いなかった…の?』
月「…少し事情があってな。晴太は最近まで日輪と離れてくらしていたんじゃ」
『……一人で?』
月「養父が亡くなってからは…そうじゃな」
晴太のことを話せば、Aの表情は影っていった
『…寂しく…なかった?』
晴「そりゃあ…だけど、今は母ちゃんもいるし月詠姉もいる。それに、銀さん達万事屋もいて、友達もいるんだ!」
『…銀兄?』
月「ん?銀時を知っておるのか?」
『…幼馴染』
銀時のことを話せば、影っていた表情は再び明るくなる
まぁ…元がそんなに明るくないから、見分けにくいのじゃが
『…すごい…ね』
晴「なにが?」
『…Aは…ちょっとでも…怖い…から』
この言葉だけで、Aには何かしらの事情があるのだと察した
その一瞬だけ…目の光が死んだから…
『…どうして……Aに…ここまで…してく…れる…の?』
晴「え?」
『今日…初めて…会った…だけ』
晴「だって、もう俺達、友達だろ?」
『……と…も…だち?』
友達…
晴太に告げられた言葉に、Aはありえないものを見たかのように目を見開いていた
晴「そっ、友達!月詠姉だよね!」
月「ああ、そうじゃな」
『……なって…くれるの?…Aと』
晴「だから、もう友達なんだって!!」
『……そぅ…なんだ』
今のAの表情は、今までのわかりずらかったものとは違う…どこからどう見ても喜びの表情だった
続く
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堕天使 - 面白かったです。更新頑張って下さい (2016年9月11日 0時) (レス) id: da9a796715 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - おもしろかったです、更新待ってます (2016年8月31日 15時) (レス) id: 6d3bb9a613 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - gumliaさん» gumliaさん、指摘ありがとうございます!更新の方も頑張ります!! (2016年5月18日 19時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
gumlia - 指摘ですが「貞春」ではなく「定春」ですよ。これからも更新頑張ってください! (2016年4月23日 1時) (レス) id: 5dbab745da (このIDを非表示/違反報告)
坂田 花恋(プロフ) - キャラと言いお話と言い・・・すごく面白いです!!!高杉様と妹さんの絡みが好きです♪笑更新頑張ってください!!!!!いつまでも応援してます! (2016年4月10日 21時) (レス) id: 74d544e7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2016年3月9日 23時