第百八訓 ページ17
Aサイド
ここは宇宙…
窓から見える風景は、キラキラの宝石を真っ黒な布の上にばら撒いたようで…すっごい綺麗
どうして鬼兵隊が宇宙にいるのかというと…武器の取引のために“快援隊”っていう、地球人だけで構成されたところとの取引のため
兄様の話だと、宇宙をまたにかけるとっても大きな会社なんだって…
そんなすごい会社の社長さんを見てみたかったけど、兄様に留守番って言われたから…部屋にこもって宇宙を見てた
兄様…社長さんを見たいって言ったら、すごい不機嫌そうな顔をしてたけど…なんでだろ?
その時…部屋の襖が開いて、兄様が帰ってきたのかと振り向いたら…知らない人が立ってた
「アッハッハ、迷ったぜよ〜」
のんきそうな口調で大事そうな事を言っている男の人の口調に、戦場でみんなを盛り上げてくれた彼を思い出して…懐かしさを感じてた
すると男の人もAの存在に気がついたようで、目があった……けど、怖く…ない?
「……ま、まさか…おまん、Aがか?高杉の妹の…百鬼姫の…」
Aの事知ってて…
兄様の事も…
昔の事も知ってる…
『……もしかして…辰兄?』
辰「ッ!!…ッツ…A〜〜!!(泣)」
『Σぅひゃあぁ!!』
Aだってわかった途端、男の人…辰兄は泣きながらAに突撃して抱きしめてきた
いきなり辰兄が泣き出したから驚いて叫んじゃったけど…すごい久しぶりの再会に嬉しくて、Aも辰兄の事を抱きしめ返した
だけど…通路の方から地響きが…
バン!!
高「Aーー!!
さァかもとォォォォ!!」
ドカッ!
辰「Σグフゥ!!」
『Σ辰兄…!?』
ドギャアア!!
通路を地響きを響かせながら走ってきていたのは兄様で、突然…Aと抱きしめ合ってる辰兄を思いっきり蹴り飛ばした
吹っ飛ばされて壁にめり込む辰兄を見ていると、兄様がさっきの辰兄みたいにAを抱きしめた
辰兄とは比べ物にならないくらい、強く…優しく
高「A!大丈夫か!?怪我はねェか!?坂本のバカに何もされてねェか!?」
『う、うん…大丈夫』
高「そ、そうか…Aの叫び声が聞こえたから、何かあったのかと思ったぜ…」
『兄様…!!』
Aの驚いた声を心配して…取引の場所からここはすごく遠いのに……嬉しい!!
続く
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堕天使 - 面白かったです。更新頑張って下さい (2016年9月11日 0時) (レス) id: da9a796715 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - おもしろかったです、更新待ってます (2016年8月31日 15時) (レス) id: 6d3bb9a613 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - gumliaさん» gumliaさん、指摘ありがとうございます!更新の方も頑張ります!! (2016年5月18日 19時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
gumlia - 指摘ですが「貞春」ではなく「定春」ですよ。これからも更新頑張ってください! (2016年4月23日 1時) (レス) id: 5dbab745da (このIDを非表示/違反報告)
坂田 花恋(プロフ) - キャラと言いお話と言い・・・すごく面白いです!!!高杉様と妹さんの絡みが好きです♪笑更新頑張ってください!!!!!いつまでも応援してます! (2016年4月10日 21時) (レス) id: 74d544e7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2016年3月9日 23時