祝！第100話:姉編 ページ31
みんなが宴をしている中、ロビンと私は、部屋の隅でノーランドの日記を見ていた
ク「髑髏の右目に黄金を見た」
ロ「『Σ…！！』」
ナ「黄金！☆」
ク「涙で滲んだその文がノーランドが書いた最後の文章…その言葉の意味は全くわからねぇ」
妹「ノーランドの話、もっと聞きかせてよ♪」
ク「ああ！いいぞ！」
《その島に着き我々が耳にしたのは森の中から聞こえる奇妙な鳴き声と、大きなそれは大きな鐘の音だ》
《巨大な黄金からなるその鐘の音はどこまでもどこまでも鳴り響き、あたかも都市の繁栄を誇示するかの様でもあった》
《広い海の長い時間に咲く文明の儚きによせてたかだか数十年生きて全てを知る風な我らにはあまりにも重く言葉を詰まらせる
我々はしばしその鐘の音に立ち尽くした》
ウ「イカすぜ、ノーランド！」
ナ「素敵ｖ巨大な黄金の鐘だって☆」
妹「聞いてるだけでワクワクする♪」
ウ「オッサン、なんだよ！結局ノーランドが好きなんじゃねぇか♪」
そんな賑やかな様子を…少し離れたところでぼんやりと眺めていた
賑やかな様子を見ていると…いずれ本当のことも話さなければいけないなと…何度も考えてしまう
私達の真実を知った時…彼らは今のように…私達を《仲間》として…受け入れてくれるだろうか？
そんな不安がもやもやと心に渦巻いていると、クリケットが部屋の奥から金の塊を持ってきて、金はそれぞれ、手の平サイズの金の鐘と、奇妙な鳥のオブジェの形だった
チョ「黄金の鐘だ〜☆」
妹「でも、あんまり大きくないね…」
ク「これで全部だ！ハハハ、１０年潜ってこれだけじゃ割に合わんがな！」
すると、クリケットは奇妙な鳥の方を指差した
ク「こいつはサウスバードと言ってちゃんとこの島に現存する鳥だ」
ナ「泣き声変なの鳥？」
ク「ああ、日誌にある通りだ」
マ「サウスバードと言ったら昔から船乗りが…
しまったァァァ！！(汗)」
妹「Σ(・□・；)どうしたの！？」
ク「こりゃまずい！お前ら森に行け、南の森へ！」
ル「何言ってんだよ、オッサン！」
ク「この鳥を捕まえてくるんだ、今すぐ！」
ウ「何で？何が？」
ク「ノックアップストリームへはこの岬からまっすぐ南へ進む｡その為にはサウスバードが必要なんだ｡コイツは海だろうが正確な方角を示し続ける｡とにかくこの鳥がいなきゃ空島には行けねーんだ」
全《Σえええええ〜〜！！》
そんなわけで、真夜中の森の中に入ることになったのだった
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キャリア(プロフ) - 百話おめでとうございます＼(^-^)／ (2015年6月10日 15時) (
レス) id: 817b34caec (このIDを非表示/違反報告)
キャリア(プロフ) - 空島編ですね、私は空島が好きなので楽しみにしてます (2015年5月27日 21時) (レス) id: 817b34caec (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - 修正しました！度々こんな間違いがあると思うので、またお願いしま〜す！ (2015年5月26日 16時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
キャリア(プロフ) - 78話のカンフージュゴンがクンフージュゴンになってますよ。 (2015年5月18日 22時) (レス) id: 817b34caec (このIDを非表示/違反報告)
キャリア(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからも更新楽しみにしてます。 (2015年5月17日 23時) (レス) id: 817b34caec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2015年5月17日 23時
