第三十四訓 ページ36
前回のあらすじ…Aは恥ずかしがり屋?
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ちなみに…今回探しているのは、将軍の妹君なのであるそよ姫様なのだ
近「潜伏したテロリスト探すならお手のもんだが、捜し人がアレじゃあ勝手がわからん」
土「お姫さんが何を思って家出なんざしたんだか…人間、立場が変わりゃ悩みも変わるってもんだ。俺にゃ姫さんの悩みなんて想像もつかんよ」
そう言って見せられたそよ姫様の写真は…どことなく悲しげだった
『まぁ、姫様も人間だからな。いろんなところを見てみたい年頃なんじゃないか?』
土「そんなもんなのか?」
近「立場が変わったって年頃の娘に変わりはない。最近、お父さんの視線がいやらしいとか、お父さんが臭いとか色々あるのさ」
土 「お父さんばっかじゃねーか」
『父って、そんなに嫌なものなのか?』
物心ついた頃から母親しかいなかったAがなんとなく聞いてみると、近藤は涙を流してAの頭を撫で回すのであった…
その後、Aは姫探しのために単独行動を始めた
死神桜移動中……
すると…団子屋で神楽と楽しそうに会話をするそよ姫を発見した
しかし…Aは声をかけず、少しの間様子を伺っていた
そ「女王サンはいいですね、自由で。
私、城からほとんど出たことないから、友達もいないし外のことも何にもわからない。私にできることは遠くの街を眺めて思いを馳せることだけ…
あの街角の娘のように自由にはね回りたい、自由に遊びたい、自由に生きたい」
そんな姫様の言葉に何かを思ったAは、ゆっくりと二人に向かって歩き出した
姫様はAの姿を見ると、びくりと体を揺らした
『…探しましたよ?』
そ「あの…真選組の方…ですよね…?」
『はい』
神「A姉!そよちゃんを連れて行かないでヨ!」
『……そよちゃん…そうか、そよちゃんか』
何かを納得したAは、何もせずにそのまま二人に背を向けた
『俺が探しているのは《そよちゃん》ではなく《そよ姫様》だからな』
そ「あ…あのぉ…」
『ほら、早く行かないと面倒な奴らが来るぞ?…そよちゃん?』ニヤリ
神「Σハッ)ありがとネ!A姉!」
そ「ありがとうございます!Aさん!」
そう言うと、二人は走り去り、Aはその姿を見つめて…ポツリと呟いた
『自由に生きる……それはきっと…俺にもできない生き方だ』
その後、そよ姫様は無事に確保され、江戸に酢こんぶブームがきたのだった
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こより(プロフ) - 今日はじめて読みました!とても面白かったです!しかもなんと私と主人公の誕生日が一緒でした!メチャ嬉しかったです笑主人公ほどのかっこよさは持ち構えてはいませんけどね笑今後も頑張ってください! (2016年7月31日 0時) (レス) id: cdeb8fd85a (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 凄く、面白いです! 作者さん、ばんざーーーーーい\(^∀^)/ (2015年8月31日 15時) (レス) id: 37031e196d (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - 銀弥様と珍生物まきまきー@ナルト展行きたい様の指摘を修正しました!見るのが遅れてできてなかったんですが、やっと見て修正しました!ごめんなさいでありがとうです! (2015年8月11日 23時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
珍生物まきまきー@ナルト展行きたい(プロフ) - 18訓の所の「攘夷志士、「攘夷獅子」になってますよ。 (2015年6月16日 10時) (レス) id: df17257857 (このIDを非表示/違反報告)
銀弥 - ズラじゃなくヅラですよ (2015年6月13日 21時) (レス) id: 46615e9671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2015年4月19日 0時