【銀魂】桜の下に舞う天女

第二十三訓 ページ25

前回のあらすじ…ワンパーク☆
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あの事件後…


一日屯所にいなかったAは、帰った途端に近藤に心配したと泣きつかれるくらいには、心配されていた


そんなある日、近藤は隊士達を集めて、真剣な表情で話を始めた



近「えー。みんなもう知ってると思うが、先日、宇宙海賊《春雨》の一派と思われる船が沈没した。しかも聞いて驚けコノヤロー。なんと奴らを壊滅させたのは、たった三人の侍らしい……」



しかし…隊士達はガヤガヤと騒いでいて、近藤の言葉に一切耳を傾けていなかった



『…驚くどころか、誰一人聞いてないな』
土「…チッ」



近藤の右隣にいるAが簡単に感想を述べ、左隣に座っている土方が軽く舌打ちをすると、バズーカを彼らに向けて構え……屯所に轟音が響いた


死神桜仕切り直し中……



近「えー。みんなもう知ってると思うが、先日、宇宙海賊《春雨》の一派と思われる船が沈没した。しかも聞いて驚けコノヤロー。なんと奴らを壊滅させたのは、たった三人の侍らしい…」

《えﾞえﾞえﾞえﾞえﾞ！マジですか！？》

土「しらじらしい、もっとナチャラルにできねーのか」
『落ち着けよ、土方』
近「トシ、もういい。話が進まん」



再びバズーカを構える土方に、近藤はそれを制した


その様子をAは、内心冷や汗をかきながら聞いていた



近「この三人のうち、一人は攘夷志士の桂だ。まァ、こんな芸当ができるのは奴ぐらいしかいまい。もう一人は……」



近藤はそう言いかけると…ちらりとAの見た


それに気づいたAは、近藤に変わるように口を開いた



『桂以外は判明していないが、春雨を沈められるほどの実力を持っていることは確かだ
その辺の情報収集は、今後ともしっかり頼むぞ』



Aはそう言うと、再び近藤に視線を送って、それに応えるように近藤は口を開いた



近「ゴホン…春雨の連中は大量の麻 薬を江戸に持ち込み売りさばいていた。攘夷党じゃなくても、連中を許せんのはわかる。だが問題はここからだ。その麻 薬の密売に、幕府の官僚が一枚かんでいたとの噂がある」



その言葉で、周りはシィンと静まり返る



近「真偽のほどは定かじゃないが、江戸に散らばる攘夷浪士は噂を聞きつけ、《奸賊(かんぞく)討つべし》と暗殺を画策している


俺たちの出番だ」



その言葉で、隊士達のやる気は上がった……と…おもう！←

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