五十七話 ページ27
NOサイド
十年後の柊Aがピンク色の煙に包まれ…煙が晴れたところにいたのは、その姿ではなく…
『……ここ…どこです？』
まだ幼くてあどけなさが残る小さな金髪ツインテールの少女…10年前の柊Aが、幻騎士の足元に現れた
主サイド
幻「貴様が…十年前の柊Aか？」
『……(キョロキョロ)…えと…この様子からして…貴方を”敵”とみていいですよね？』
そう言って目の前にいた丸眉に多種武器棒を構えて威嚇する
幻「ああ…あっている」
『そうですか…なら、咬み殺すのです！』
そう言った瞬間、持っていた多種武器棒に紅の荒々しい炎を灯して思い切り振った…練習していて良かったです…
炎を灯したことに一瞬驚いた幻騎士も、すぐに対するように剣を振った
霧の藍色と嵐の紅がぶつかり合うも…大人の力に敵わず…私は後ろに吹き飛ばされる
しかし…襲ったのは衝撃でなく人肌ほどの温もりで、見上げると十年前の恭にぃが、抱き込むように庇ってくれていたのだった
『き…恭にぃ…？』
恭「……匣が何かは知らないけど…リングの炎…跳ね馬みたいな口ぶりがイラつくな
彼も、これからの戦いにはリングの炎だとうるさくてね」
そう言った途端、恭にぃの雲のボンゴレリングから強大な雲の炎が溢れ出した
すると、草壁さんが足元の匣に炎を注入しろと言ってきて、命令口調にイラついた恭にぃが怒っていると…
ク「A…後ろ！！」
恭『「！！」っ！あっ！！(ドンッ』
いきなり後ろから突撃してきた色の薄い(ように見える)海牛をホームランバットで吹っ飛ばすが…途中で爆発してしまい余波が襲った
幻「何度も仲間に救われたが…柊Aは連れて行く…次はもう「仲間？」」
恭「誰？それ？」
すると、再び恭にぃの炎が膨れ上がる
恭「彼が言っていた通りだ…リングの炎を大きくするのは……
ムカツキ」
『「「(違う！！)」」』
恭「小動物は僕の所有物《モノ》だよ…君なんかにはあげない」
そう言って雲の模様の匣に大量の炎を注入すると…ぼとりと匣から何かが落ちた…
そこにいたのは酔っ払っているようなハリネズミで、小動物好きの恭にぃが手を出すと…勢い余って恭にぃの手のひらに針が突き刺さった
その途端、ハリネズミが泣きながら超スピードで数を増やしていく
避難しようと十年後の兄と草壁さん&守護者達と共に逃げると…閉じ込められて何かのガスを吸って…その後の記憶は無い…
囚われの月ーー
(来て早々この扱い…)
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しるふ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！ついにチョイスですね！更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！ (2015年2月27日 22時) (
レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - とても面白いです！更新頑張ってください。 (2015年2月26日 19時) (レス) id: 728bbb9f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2015年2月15日 22時
