二百三十一幕…偽りの再開 ページ7
翌日…
時刻は12:00
お昼休みに入り、Aは昼の見回りをしていた
とある工場跡地についた時、人影を見つけてその場に飛び降りる
その場にいた予想外の人物にAは驚きながら、同じように驚いている人物に近づく
『……こんな所で…何してる……炎真』
炎「Aちゃん…」
その人物…炎真は、驚いた顔から不安げな表情に変わる
炎「…サボり」
『……ここは立入禁止…人来なくて…危ない』
炎「…心配してくれるんだね」
『……当たり前』
そこからしばらく静寂が続くが、Aは意を決したように口を開く
『……炎真…聞いてほしいこと…あるの』
炎「……それって、昔と変わったAちゃんに関係あることなの？」
『うん…私が変わった…全てを』
Aは全てを話す…
イタリアでエストラーネオファミリーに誘拐され、記憶を消す薬を僅かに投与されたこと…
脱走後に脱走仲間とはぐれ、そこをボンゴレの独立暗殺部隊ヴァリアーに保護されたこと…
日本に帰る直前に白蘭という未来から来た男の策略によって、以前投与されたモノ以上の薬を投与されたこと…
気がついたら日本の我が家にいて、両親は飛行機の事故で死んでいたこと…
そしてそれを知ると同時に一定期間の記憶を失ったこと…
静かに話を聞いていた炎真の目からは、僅かに涙が零れていた
炎「…ごめん。僕が泣いても…」
『……怒らないの？私は…約束を破った』
炎「確かに…僕の事忘れちゃってたことは寂しかったけど、それはAちゃんのせいじゃないから
僕は、Aちゃんがちゃんと全部話してくれたし、またこうして会えたから」
『……ありがとう、炎真』
Aが炎真の手を取ると、炎真は驚きながらも…その手を握り返した
『炎真…遅くなったけど……また会えて嬉しい』
炎「うん、僕も…嬉しいよ」
互いに微笑み合う…けど、炎真の笑顔には少しだけ影が見えた気がした
炎「……Aちゃんは、どうしてツナ君が探してた王様だから…一緒にいるの？」
『え……そう…けど、他にも』
炎「他？…守護者だから？」
『上辺だけじゃ…なくて…私自身が…ツナの力になりたい』
炎「Aちゃん自身…」
『そう…私自身の心が…ツナのそばにいたい…そう願ってる』
炎「…そっか」
言葉を聞く度、炎真の表情は僅かに影を帯びる
『じゃあ…もう行く』
炎「うん…」
跳びたったAの背を見つめて、炎真は何かを決意した表情をしたのだった
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ミリア - 返事ありがとうございます気長に楽しみに待ってますこれからも体にきよつけて更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 17時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ミリアさん» ご感想ありがとうございます！次に作る作品は決まっているので作れるかは分かりませんが、もし作るなら「リボーンの世界に高杉兄妹トリップ」ってところですかね？なかなか続きは書けませんがごゆるりとお待ちくだされば幸いです！ (2017年8月6日 23時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で今後の展開が気になりますもし他の作品を作る予定ならリボーンの作品でアニメKか銀魂の作品でリボーンの世界にトリップした銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張ってくださいね (2017年8月4日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援し続けます！ (2017年4月26日 23時) (レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2017年4月26日 22時
