第二百六十五幕…開戦前日 ページ42
後日、A宅にて…
尾「フヒヒ、お待たせしました。ヨナチームの腕時計を届けにまいりました、フフ」
ヨ「ありがとう、尾道。それと、ちゃんと伝言は伝えてもらえたかしら？」
尾「もちろん、フフ」
ヨ「よかったわ。あなたって本当に物忘れが激しいから、忘れてしまっていないか心配だったの」
尾「いえいえ、ハハ。それでは、これで失礼します、フハハ」
そうして去っていった尾道を見送り、ヨナは渡されたケースの中身を見つめる
ヨ「コレ一つで、戦いの勝敗が決まるなんて…」
『姫様…同盟は、組まないの…ですか？』
ヨ「同盟…そうね、候補はもう決めているから、今から会いに行きましょうか」
『はい』
ヨナに促されて自宅から出た時、ふと…視界の端に白が見えた
「久しぶり、Aちゃん♪」
聞こえた第三者の声に振り返れば、そこにいた予想外の人物に…即座に戦闘態勢をとりヨナを隠す
「やだな〜、戦いに来たわけじゃないよ」
『なら…何しに、来た…
…白蘭』
そこにいた人物…未来の世界で綱吉達を苦しめた張本人である白蘭が、その笑みを崩さず二人を見ていた
白「僕はね、虹の代理戦争でユニちゃんの代理になったんだ」
『ユニ…！？生きて、るの！？』
白「もちろん。けど…ふふ、さっき綱吉くんの所にもいって来たけど、君と同じ反応をしてたよ」
『そ、それは、当たり前…』
白「でさ、僕にアイデアがあるんだ
同盟組もうよ、Aちゃん」
ヨ「結構よ」
Aが反応を返す前に即座に返事をしたヨナに、二人は一瞬驚きながら視線を向ける
白「君は…」
ヨ「はじめまして。龍のアルコバレーノ、ヨナよ」
白「龍…？聞いたことないな」
ヨ「そうだと思うわ」
白「それで、何で断るのかな？」
ヨ「必要がないから」
白「…随分ハッキリ言うんだね
じゃあ、Aちゃんはどう？」
『私は、ヨナ姫様に…従う』
ヨ「そういう事なの。帰ってもらえないかしら」
二人の曲がらない意見に白蘭はため息を吐きながら、敷地から出ようと背を向ける
そんな白蘭をAが引き止める
『…白蘭。どうして、私のところ…来たの？』
白「……君とは、二度も敵対なんてしたくなかった…って、言ったらどうする？」
『……きっと、これっきり…だから』
白「……そっか。それは良かった」
そんな会話を交わし、今度こそ白蘭は去っていった
残された二人は、当初の目的である同盟相手に会いに歩き出した
第二百六十六幕…代理戦の始まり→←第二百六十四幕…全てを知る者(続)
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ミリア - 返事ありがとうございます気長に楽しみに待ってますこれからも体にきよつけて更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 17時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ミリアさん» ご感想ありがとうございます！次に作る作品は決まっているので作れるかは分かりませんが、もし作るなら「リボーンの世界に高杉兄妹トリップ」ってところですかね？なかなか続きは書けませんがごゆるりとお待ちくだされば幸いです！ (2017年8月6日 23時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で今後の展開が気になりますもし他の作品を作る予定ならリボーンの作品でアニメKか銀魂の作品でリボーンの世界にトリップした銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張ってくださいね (2017年8月4日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援し続けます！ (2017年4月26日 23時) (レス) id: cd89a87204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2017年4月26日 22時
